『日本の政治を讃える』記事があった・・が・・

 題:『日本の政治を讃える』記事があった・・が・・
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 (読売新聞2014・7・10)に、『日本の政治を讃える』記
事があった。
 日本人の一人として嬉しい気持ちになった。
 送信した方は駐日の欧州連合EU)大使のハンス・ディ
ートマール・シュワイスゲート氏である。
 ハンス・ディートマール・シュワイスゲート氏の略歴は
 :1977年、オーストラリア外務省入省、同国の駐日大使、
駐中国大使などを経て、2011年1月から駐日欧州連合EU
大使とある。
 載った記事欄は、読売新聞『論点』である。
 そして、この記事の標題は:『日欧EPA双方に利益』
とある。
 今、アメリカが、ごり押しで、TPPの経済連携協定を、
日本と締結したいとしているが、先日の日本のTPP担当
大臣もよく頑張って戴いたと思う。
 本ブログにも、米国が紳士的に欧州とEPAを締結した
様に、日米の二国間でも、TPPからEPAの交渉に切り
替えるべきだと書かせて戴いた。
 そして、このブログの後段には、外務省の官僚だった岡
崎久彦氏の記事で、米国が、日本を『利益の草刈り場にし
ている』ところを記述させて戴いている。
 ハンス・ディートマール・シュワイスゲート氏の投稿内
容:
 欧州連合EU)が日本に代表部を開設して・・、今月で
40年になる。
 当時は、欧州共同体(EC)と呼ばれ、駐日代表部の仕事
は経済関係が中心だった。
 2009年のリスボン条約により、駐日代表部はEUの外交
部門である欧州対外行動庁の一部となり、権限は格段に大
きくなった。
 現在では、経済・通商政策はもちろん、外交・安全保障
政策、気候変動やエネルギー安全保障といった・・国際的
課題などにも取り組んでいる。
 欧州が、外交活動を強化しているのと同時期に、日本も
また、国際的責務に取り組み、責任を負う準備をしようと
している。
 安倍晋三首相は、2012年12月の就任以来、すでに4回も
欧州を訪問した。
 中でも、今年の4月下旬から10日間にわたる訪欧は、日
本の首相の外遊としては、近年では最も長いものだった。
 首相は、通商・経済分野だけでなく、安全保障や防衛を
含めて、地球規模の問題に取り組んでいる。
 日本は、今まで以上に、欧州に対して戦略的に対応して
いる。
 日本の積極的な欧州外交には、誠に勇気づけられる。
 EUも、現在、包括的なアジア戦略を構築しつつある。
 日本が、中心的位置を占めるのは・・間違いない。
 EUと日本の関係は、地球的規模の新段階に入っている。
 ウクライナ問題では、EUと日本は、ウクライナの領土
保全、主権維持に共通の立場を表明している。
 EUは、危機の平和的解決が重要と考え、ウクライナ国民
の意思を尊重する形での交渉による解決を目指している。
 日本が、この問題に対し、明確な立場を取っていること
を歓迎する。
 おりしも、EUと日本の間では、二つの重要な協定の交渉
が行われている。
 新時代の関係に確固たる基礎を与えるため、両協定の早
期締結が望まれる。
 一つは、経済連携協定(EPA)である。
 6月下旬に、EU加盟国から交渉継続の了承を得た。
 1年を経た交渉で、食品や自動車分野における日本側の
提案には勇気づけられるものがある。
 EUは、包括的かつ野心的な合意という目標に向け、交渉
を加速させる決意である。
 協定が締結されれば、市場アクセスが劇的に改善され、
双方で構造改革が進む。
 日本は、EUにとって、中国に次いでアジア第2の貿易相
手国であり、野心的なEPAが締結されれば、欧州の域内
総生産(GDP)は0.8%増加し、
 対日輸出は、32.7%伸びるとの試算がある。
 日本の対EU輸出は、23.5%増加しうる。
 日本経済には、自信に満ちた空気が広がりつつある。
 EUは、日本政府の成長戦略や構造改革が、欧州企業にも
利益をもたらす事を強く期待している。(後略)・とある。
 そして、また、同じく読売新聞の2014・7・1の記事の
・・「時代の証言者」の「日本外交とともに」の標題の、
岡崎久彦氏の記事には・・、
 ・・・冷戦が崩壊し、日米経済摩擦のまっただ中。
 米国の有力者の中にも・・、
 「日米安全保障条約はもういらない。
 日米中露の4カ国協議条約に変えよう」・・という提案
もあった。
 安保条約を止める、と脅して、日本との経済交渉をしろ、
という議論もあったぐらいです・・とある。
 その様な岡崎氏が、心配していた事は・・、
 もし湾岸戦争に、中国が参戦していたら、アジアでの米
国のパートナーは、日本ではなく中国になってしまう・・
と、恐れていたという。
 そして、こういう路線で進むことは、過去に日英同盟
廃棄して、日本が第二次大戦へと向かった悪夢を恐れた・
・という記述もあった。
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 (詳しくは、以下のブログへ)
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