(その9)『情報コントロールの仕組みを変えよう』という動き、世界の株を牛耳っているのはせいぜい800人ぐらいの人たち

 題:(その9):『情報コントロールの仕組みを変えよう』という動き、世界の株を牛耳っているのはせいぜい800人ぐらいの人たち、欧米主導型の金融メカニズム、新しい金融システム構築の動き、アメリカは凋落しているか?、アメリカ・ドル基軸の体制は堅固、世界の金融情報は、すべてFRBによって握られている、金融制裁はアメリカ大統領のサイン一つで、日本は資源や穀物すべてがドル建てで逆らえない、TPPは条件闘争中、ドル本位体制の基軸がないと回らない体制、原発再稼働がないから石油メジャーは大喜び、
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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You Tubeの題:1/3【討論!】世界を動かすものの正体?![桜H26/8/9]
https://www.youtube.com/watch?v=cgmmWJOf9B4
 出席者:
 田中英道氏(東北大学名誉教授)
 馬渕睦夫氏(元駐ウクライナモルドバ大使)
 田村秀男氏(産経新聞社、特別記者・編集委員論説委員
 宮崎正弘氏(作家/評論家)
 浜田和幸氏(参議院議員
 片桐勇治氏(政治アナリスト)
 渡辺哲也氏(経済評論家)
内容:
浜田氏:そういう、一種の『情報コントロール』のね、仕
 組みを、変えようという動きもね、出ては来ているわけ
 ですね、
 世界の1700万社、
 株式上場をする会社の株の大半を持っているのは、せい
ぜい800人ぐらいの機関投資家であったり、
 大富豪、それはユダヤ商人であったり、
 いろいろするんだけれど、
 極めて少数の投資家が、大きな影響力を行使できる環境
にあるわけであって、
 それに、世界銀行や、IMFや、国際金融機関も、
 言ってみれば、ゲームに加わって、応援団の役割を果たし
ているっていう問題がある訳で、
 ですから、そういう欧米主導型の金融のメカニズムに対し
て、ブリックスを中心にして、 全く違う金融システムをこ
れから構築すべきだ、
 それは、この間、ブラジルで開かれたブリックス(BRIC
s)の首脳会議で、
 中国が、最大の出資金を出して、ブリックス版の世界金融
機関を上海に作りましょうと、
 そういう動きに対して、今度は、言ってみれば、イスラ
ムの世界が、資源の資金をバックにして対抗するような、
自分たちの自前の金融機関を作りましょうと、
 要するに、ドルに対する、あるいは、西洋型の金融資本主
義に対するアンチテーゼ(最初の命題と反対の命題)の動き
を、今、どんどんと繰り返している訳ですね、
 じゃ、日本が、アメリカと一体化して、アメリカの出先
機関のような形で、それに乗り込まれて、一緒になってや
って行っていいのかどうかということを、我々は真剣に考
えるべきだと思うんですね、
 ですから、ロシアは、ロシアの動きを独自にしているし、
 そのロシアと中国が結託をする、そういう動きもある、
 で、イスラムの人口は、20億人を突破していますから、
 そして、彼らは160ヶ国に拠点を持っている、
 イスラムの数は、大変大きなものがあって、それをどう味
方につけるか?
 そういう観点でみると、
 アメリカの凋落、アメリカの国内の問題、
 今、極めて深刻化している訳ですね。
 ですから、オバマ大統領が、今、戦後最悪の大統領とい
う様な評価になるような状況になっている、
 アメリカと一蓮托生で、集団的自衛権だとか、金融市場
を一本化するというやり方でいいのかどうか?
 という事を、我々、きちんと現実を踏まえて対応しない
と、手遅れになる可能性があると思いますね、
渡辺氏:浜田先生の言われるブリックス銀行に関して、全
 部、ドル建てですのでね、出資金が、
 あくまでも、これは、ドル基軸から外れていない体制なん
ですよね、
 イスラムの資金に関して言えば、
 イスラムの資金は、ほとんどが、アメリカ・ドルに換えら
れて、ウォール・ストリートに入っている状態で、
 ドルを失うと一番困るのはイスラムという構造体がある訳
です。
 イスラムの場合は、支配階層と一般の富との間で、かなり
乖離(かいり)がありますから、
 完全なクーデターが起きない限り、イスラムのお金という
のは、ほとんどがドル建てですので、
 ドル支配体制が失われると、困ってしまう構造にあるので、
 ブリックス銀行は、作られるでしょうけれども、
 実質、金融関係者の話を聞く限り、機能しないだろうと言
われています。
 で、今、話をしている基本になるのが、このブレトンウッ
ズ体制という戦後の体制になるんだと思います、
 第二次世界大戦の時に作られた体制ですね。
 (文面を示す、書かれている事は、「ブレトンウッズ:
米ドルを中心とした擬似的ドル本位、第二次世界大戦末期、
IMF:ドルを貸し出す期間、米国単独拒否権」と書かれてい
る)。
 アメリカが、金(きん)をたくさん持っていた、最も多
く持っていたために、
 アメリカの金、アメリカのドルは金と両替できる、
 これを基軸とした、変動相場制、擬似的ドル本位制とい
うものが作られた、
 これが、今の金融支配の根底にあるものだと思うんです、
アメリカの支配ですね、
 で、IMFという機関もありますが、
 ここは、外貨がショートした国に対して、あくまでもドル
を貸し出す機関であって、
 ここも、ドル基軸から外れていないのです。
 で、アメリカが16.4パーセントを持ってまして、
 単独で融資を断れる権利を持っています、IMF
 世界銀行も、同様な形態で、アメリカのドル基軸を支える
ものになるんだと思います、
 で、(日本の)財務省が、アメリカと非常に仲がいいと
いうのは、このブレトンウッズ体制に始まって、アメリ
がやる金融支配、いわゆる、金融制裁という仕組みがあり
ますけれども、
 これは、OECDの下にあるFATFというところにあるんで
す。
 これが、FIUという、いわゆる金融コントロール・ユニッ
トを、世界中に作っているんです。
 世界のほとんどの国にFIUを作らせている、
 これをコントロールしているのは、実は、FRBなんです。
 ですから、世界の金融情報は、すべてFRBによって握ら
れており、
 ここが、ロシアに対する金融制裁を行っている、
 で、アメリカは、IEEPA法という法律によって、気に入
らない人間は、いつでも、金融制裁を掛けれちゃう訳です
ね、
 アメリカの安全保障上に、大きな罪悪を害した国や企業
や団体に対して、大統領がサインするだけで、議会の承認
はいりません、
 で、金融制裁を掛けることができる、
 これを、やられてしまうと、ロシアの場合は、幸か不幸
か、資源輸出国で、35パーセントをヨーロッパに対して、
石油・天然ガスを輸出しています、
 国によっては、100パーセントという国があって、冬なん
か、全員、死んでしまうわけですね、
 石油・天然ガスが止まったらですね、
 そんな状況ですから、ロシアは強気のビジネスができる
んですが、
 これを日本に置き換えた場合、資源輸入国、石油はドル
建てで取引されている、
 他の資源も、穀物も、ドル建てです、
 日本に入って来ている小麦などは、ほとんどが西側諸国・
英米圏からの、特に、アメリカからの輸入量が多いです。
 この状況で逆らえるかというと、正直なところ逆らえない
 というのが、今の置かれている日本の現状だと・・、
司会者:すごい、大事な指摘でね、
 いわゆる、今、TPPとかね、11月決着とかね、9月か、首
席同士が会ってとかね、やっているけど、
 相当、今、伸びているのは、抵抗しているというね、なか
なか、条件闘争をやっているみたいな形になっているけど、
 今の基本は、すごく大事なことですよね、
 あのー、ある意味で、支配されているという意味ですよね、
渡辺氏:金融支配というか、
 ドル本位体制というか、
 基軸がないと、西側諸国は、回らない体制に追い込まれて
いる、
 特に、日本の場合は、食糧自給率・エネルギー自給率が低
いので、これに代わる国があればいいんですけれども、
 無い限り、止められた瞬間に、日本人が飢え死んだり、
工場がすべて止まる事になるでしょうね。
司会者:今、原発、再稼働させない様にやっているから、
 それはもう、石油メジャーにしろ、なんにしろ、大喜び
だよね、これはね、
馬淵氏:それはね、渡辺さんのね、分析のとおりなんですけ
 どね・・、(つづく)
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