(その8)日本の省庁はびっくりするくらい親米です、日本に株価の形成自主権はない、

 題:(その8)日本の省庁はびっくりするくらい親米です、日本に株価の形成自主権はない、アメリカのウォール街ヘッジファンドなどがコンピューターで決めている、日本がポジションをとれるところは何もない、日本のメディア報道はその核心を報道しない、もっともらしい解説が吹き渡っている、情報コントロールは?
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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You Tubeの題:1/3【討論!】世界を動かすものの正体?![桜H26/8/9]
https://www.youtube.com/watch?v=cgmmWJOf9B4
 出席者:
 田中英道氏(東北大学名誉教授)
 馬渕睦夫氏(元駐ウクライナモルドバ大使)
 田村秀男氏(産経新聞社、特別記者・編集委員論説委員
 宮崎正弘氏(作家/評論家)
 浜田和幸氏(参議院議員
 片桐勇治氏(政治アナリスト)
 渡辺哲也氏(経済評論家)
内容:
司会者:はい、2時間目になりました。
 まあ、1時間目は、それぞれ、皆さんの見方を、お話し
戴いたんですけれども・・、
 馬淵さんがご指摘になった、経済の問題ですね、
 例えば、日本の経済、大蔵省とか、財務省・・、
 一体、どこが、本当の力を持っているか?
 ここが、予算編成やったり、一番中心になっている訳で
すけれども・・、
 ちょっとその辺から・・、
 休み時間に、色んな話をしていたんですけれども、極端
な話を聞いて、びっくりしたんですけれども・・、
 「外務省より親米ですよ」とか、また、別の方が、「親
米どころじゃないですよ」とか、「もろ、そのままですよ」
とかね、
 「東京支局みたいなもんだ」とかね・・と、あったんで、
 この辺の、われわれの国の経済を、そのものの本質を、
ちょっとやれたらいいなと思いますので、
宮崎氏:先にいいですか? 
 株というのは、非常に大事なんですよ、
 高尚な方は、株投資しないので、分からないと思うんで
すけどね、
 日本の、前の株価は、誰が決めていたのかといえば、
 日本人の是川銀蔵とかね、ちゃんとした投資家が居て、
それが、株価形成の主導的役割を果(は)たして、
 是川さんの後、野村證券がね、巨大なネットワークの元
にやっていたんですよね、
 今、日本の株価は、誰が決めているんですか?
 これはね、ウォール・ストリートだよね、
 基本的に、ここがおかしいという事からね、始めないと
ね、
 経済のおかしさを、例えば、理論的に言えば・・、
 通貨は、「金本位体制」が一番いいのですね、
 為替は、「固定相場制」が一番いい、
 これを、みんな、グローバリズムが破壊しちゃっている
んです。
 で、そこで、日本が、ポジションとれるところが、何も
ないんですよ、で、そういうところから・・どうぞ・・。
司会者:それは、非常に大事なところですね、
 新聞だとウォール・ストリートと言わないで、外国人投
資家という言い方になっているんですよね、(機関投資家
の声)
田村氏:私は、グラフで、データーを集めては、よく記事
 も書くんですけれど、
 日本の株式市場の売買を、この7割ぐらいは、外国人投
資家だと、
 外国人と言っているけれど、外国人の要(かなめ)にな
っているのが、ウォール街ですね、
 ウォール街に何があるかというと、コンピューターがあ
るわけです。要するに、自動売買プログラムがある。
 これは、スピードが命ですからね、0.01秒でも早い方が
いいわけです。
 だから、自動売買プログラムで動かすんです。
 で、そこには、最大のファクターは何かと言うと、円・
ドル相場と、もう一つが、アメリカの株式相場ですね、
 この上下の変動率を合計してみるんです。
 例えば、円・ドルの前日比を、
 例えば、1週間前でもいいんですが・・、
 この様に、時点を限って、変動率を、円・ドル相場と、
アメリカの株式相場の変動率ですね・・、
 これを、足し合わせてみて、足し合わせたのを一つのグ
ラフにしてみて、実際の日経平均株価と比べてみるんです
ね、
 で、これをやると、見事に重なって行きます。(なるほ
どねの声)、
 だから、誰が動かすのか?・・と、言えば、
 ウォール街のコンピューター、じゃー、そのコンピュー
ターの自動売買のプログラムを動かしているのが、ウォー
ル街のヘッジファンドであったり、投資ファンドであった
り、投資銀行であったり、という訳ですね、
 だから、いわば、非常に簡単に、日本の株は決められち
ゃうっていう事です。
 だから、そこで言える結論は、「いやー、アベノミクス
がどうだとか」とか、だから、株が上がるとか、下がると
か、だから日本主導で日本の株が動いているって考えるの
が、大間違いなんですね。(司会者:それは、すごく大事
な指摘でね)、だから、日本の自主権はないんですよ。
宮崎氏:関税自主権は、回復したですけれどね、株価形成
 自主権が無くなったをいう訳・・、
馬淵氏:だから、メディアの報道もそうですね、
 「市場がこう反応しました。だから今日、何円、上がり
ました」とかね、株価が・・、
 だけど、それは、今、田村さんが、中身を暴露。暴露と
いうか、本当のことをおっしゃいましたけれど、
 しかし、日本のメディアの報道は、「市場」
とかしか言わないのですよね、何か、知らないけどね、
 市場という正しい人がね、何かしていると、一喜一憂し
ているしているんですが・・、
田村氏:日経新聞なんかは、そう言いたいんですよね、日
 本に自主権があると・・、
 つまり、今度も、日本のトヨタはじめですね、企業の業
績が良いと、収益が良いから、だから、日本の株が上がる
よと、上がって当然だ・・という風に、書くんですけど、
 まあ、もし仮に、そういうことがあっても、おそらく、
一日か二日で消滅しちゃう話なんですよね、
馬淵氏:そういうことですよね、ですから、為替も同じで
 すよ、
 解説を聞いていても、馬鹿らしい解説ばかりですね、
 「ウクライナ情勢に嫌気をさした」とかね、
 そういう、関係ないことを言って、そういう経済報道そ
のものがね、非常に、こう言っちゃ悪いんですけど、劣化
しているという、考えないというか・・
浜田氏:そういう、一種の『情報コントロール』のね、仕
 組みを、変えようという動きもね・・(つづく)
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 (参考)金本位制(きんほんいせい、英語: gold stand
ard)とは、一国の貨幣価値(交換価値)を金に裏付けら
れた形で金額で表すものであり、商品の価格も金の価値を
標準として表示される。この場合、その国の通貨は一定量
の金の重さで表すことができ、これを法定金平価という 。
 (参考)固定相場制(こていそうばせい)とは、各国政
府間で、為替レートを固定・維持する制度。1944年に国際
復興開発銀行(IBRD)と国際通貨基金IMF)が設立され、
自由貿易や資本移動の促進を目的に金1オンス=35ドルと定
め、常にドルと金は交換可能とされた(ブレトン・ウッズ
体制)。ここにドルを国際通貨(基軸)とするIMF体制が
確立された。しかしドルの大量流失に伴い、1973年に先進
各国は変動相場制へと移行した(ニクソンショック)。
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 (詳しくは、以下のブログへ)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009