愛敵・・・。

 題:愛敵・・・。
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 日本には、誇るべき美談が色々ある。
 例えば、その1例として、「敵へ塩を送った話」、
 これは「愛敵の精神」である。
 日本では、軽く、戦国時代の美談の一つくらいに一般的
に、軽く、話されているが、
 困っている敵を、更に困らす・・というのではなく、
 戦いは戦いとして、困っているならば・・と、
 敵に塩を送るという話は、『本当の愛敵』である。
 本当は、もっと広まっても良い、『世界的な逸話・美談』
である。
 イエスの「汝の敵を愛せよ」という言葉があるが、
これと同種の話である。
 イエスの場合、イエスの時代の、『あまりにも悲惨な』
戦いの状況の中から出た話で、言葉で、
 その発言の背景には、バックボーンには、
 半分、あまりにも悲惨さすぎるという、
 呆(あき)れた心の存在がある。
 強く純粋な心から出た、「愛敵」の心から発した、状況
ではない。
 パレスチナの歴史が、戦いが、悲惨過ぎるのだ。
 その点、日本の「愛敵の心から、塩を送る行為に至った」
のは、
 完全に純粋に誇るべき「愛敵」なのである。
 結局、キリスト教の聖とは、どの敵にも打ち勝つ「わが
軍」を讃えるという心、そして、その宗教。
 『聖なるかな聖なるかな聖なるかな、万軍の主、そ
の光栄は全地に満つ」である。
 この戦いに、打ち勝つ、そのことをもって、生き延び、
そして、生き残る、ことができる、という、環境の地。
 このパレスチナの地の教えは、生き残るための戦いの教
えなのだ。
 そのため、正義の戦いと教え、公正な戦いと教え、この
正義・公正を行なう正しい者として神に応答していく・応
答するなのだ。
 愛敵は微塵もない。
 生き残るのみ。
 だから、逆説的であるが、預言者・イザヤは言う。
 イザヤが、生きた南ユダ王国を鋭く批判して、
 邪悪な指導者が粛清されるべきだと。
 さもなくば、軍人、裁判官、議員などの様な指導者は、
 取り除かれ、
 秩序が破壊されるだろうと。
 婦人たちは見る影もない姿にされ、
 男たちは戦いに倒れ、
 エルサレムは荒れ、すたれるに違いないと。
 その時、強いアッシリア帝国に狙われていた。
 同盟とかとかで、国は揺れていた。
 ユダ王国の王は、敵の突然の攻撃に狼狽した。人々は恐
怖におののいた。
 愛敵どころではなかった。
 紀元前734年のことだった。
(参考)あい‐てき【愛敵】-日本国語大辞典〔名〕自分と
反対の立場にある人、争うべき人などを愛すること。*文
明論之概略〔1875〕〈福沢諭吉〉六・一〇「今の世界
に行はるる各国の戦争と貿易との情実を尋れば、宗教愛敵
の極意より由て来りしものとは万々 ...
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 そして、関連・脈絡のない話題を次に・・・、
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 今、簡単に個人のプライバシーが分かってしまう怖い現
象が起きているという。
 例えば、今、簡単に顔写真などを、インターネット上に
載せることをする人も多いと思われるが、
 その顔写真から、個人を判別・識別する技術が進歩して
いることにより、欧州で、プライバシー上の問題として惹
起していることがあるという。
 そしてまた、フェイスブックが、個人名や写真の蓄積を
している事について、プライバシーの観点から批判が出て
いるという。
 フェイスブックは、2011年の頃より、投稿写真の記録を
データーベースとして蓄積しているという。
 そしてまた、1例を言えば、今、インターネット上で、
ビールのジョッキを傾ける人たちが写る集合写真があった
とし、
 まったく無関係な人が、パソコンで、その人の顔に、何
気なく、パソコンのカーソルを合わせたとする、
 すると、いきなり、その人と思われる名前が表示された
りしているという。
 この様な事は、他人から自分の写真上に、名前などのタ
グが付けられたりするという事があって起きているのだと
いう。
 そして、そのことは拒否できないという。
         (参照:読売新聞、2013・10・4)
(参考)じゃっ‐き【惹起】[名](スル)事件・問題などを
ひきおこすこと。「独立問題が民族紛争を―する」
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   (詳しくは、以下のブログへ)
URL: http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009 /
    http://tarousan2013.meblog.biz/