つい、出てしまう・・、

 題:つい、出てしまう・・、
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教徒の方たちは心に思っていても・・、口に出
しては言いにくいでしょうが・・、イエスは短気の性分で
した。
 このイエスの性分が・・聖書のアチコチに記してある。
 そしてまた、素直ではないとも言える・・また、ひねく
れているという面もある。
 もっと、誠実に、素直に、対応してあげればな・・と、
思うところが多い。
 特に、未来ある青年に対するとき・・、そしてまた、弱
者の方に対するとき・・。
 この様な方々に対してでも、イエスの性分が、つい、出
てしまう場合が多い。
 イエスの所に教えを求めて来た青年が、青年らしく・・
「永遠の生命」などについて質問をした。
 教えを乞うていた。
 「永遠の生命」、これは、イエスが言う「神の国」にも
関係する事なので、素直な、良い質問だった。
 この時こそ、素直に、イエスは、自分の主張するところ
を、『良い質問をしたね』と、笑顔で、説くべきところだ
った。
 しかし、何かが・・??・・、イエスの気に障(さわ)
ったのか・・、
 気持ちが置きどころが・・悪かったのか・・、
 いつもの性分が出た・・短気で性悪な・・。
 また、イエスは、この青年が、裕福な生まれの青年だと
知っていた。
 その生まれからも、この青年は、素直な青年に育ったの
でしょう。
 イエスは、モーゼの十戒を信じていたので、この青年に
モーゼの十戒の隣人愛などについて話す。
 すると青年は、裕福な家庭だからなのでしょう、
 そしてまた、裕福だからこそ、その教育も、行きとどい
ていたからでしょう、その青年は言います・・、
 「それらの事は、みな、小さいときから守っています」
・・と。
 ユダヤ人の中で、裕福で、しっかり教育の行き届いた家
庭では、当然のことだったのです。
 その青年の、生まれ育ちの良さが出たところだったので
す。
 当時のユダヤ社会では、当然の答、当然のことだったの
です。
 しかし、可哀想な事に、ここでイエスの性分が出てしま
います。
 本当に、この様なイエスの性分を可哀想と思います。
 落ち着いて話して聞かす・・説いて聞かすという状況と
は変わってきました。
 そして、まっすぐに答える・・ということができないと
いうイエスの性分も・・出て来てしまいます。
 性悪な心が顔を出してしまいます。
 もう、事を正しく説かれないという状況の中に、未来あ
る青年は置かれてしまいます。
 本当に、イエスが損をしているところです。
 丁寧に、親切に、ゆっくり、噛(か)んで含める様に、
教え導かねばならないところを・・、
 この青年は、彼なりに・・真面目に・・神の国の教えを
求めていたのに・・。
 一歩・・一歩・・若い人だからこそ・・一歩一歩・・、
教え導くべきところなのです。
 大切な所なのです。
 上気して、イエスは、この青年に言った・・、
 「家に帰って、持っているものをみな売り払って、貧し
い人々に施しなさい」・・と。
 つまり、これは・・、
 お前は、これは「やってないだろう」という指摘です、
 ある意味、糾弾(きゅうだん)です。
 ここには、明らかに・・、
 この青年を救おうという・・「愛」や、「熱意」や、「
責任感」などは何処かに行ってしまっています、ありませ
ん。
 完全に、イエスは、青年の教えを求める心を・・打ち砕
いています。
 イエスの生まれ故郷のナザレの人は・・、
 イエスの生まれ育っている姿を見ている人は・・、
 イエスに言った、
 「予言者とは、うまいことをやっているな」・・と羨む
言葉を投げ掛けた。
 その様な、生活をしているイエスが・・言えることなの
か・・、立場なのだろうか?
 自分はどうなのでしょうか?
 キリスト教が、必死に、プロパガンダ(嘘宣伝)して、
エスのイメージが変えられていますが・・、事実は、こ
の様なイエスだったのです
 エルサレムの人々が、「大酒のみ」とか、「大飯、食ら
い」とかと揶揄(やゆ)するような、羨(うらやむ)むよ
うな生活にいたイエス・・、
 キリスト教研究者が言う・・、
 よくあるイエス像の・・痩せた姿のイエスではなく、
実際は、太っていた・・と、指摘するようなイエス・・自
分では、ぜいたくな生活をしていたイエスが・・。
 そして、イエス自身も言う・・、
 「神のものは神へ、王様(俗の社会)のものは王様へ」
・・と・・俗の社会の財を認めているイエスが・・、
 持っているものを全部、売り払ってしまえとは・・感情
に行き過ぎた発言です。
 何しろこの青年は、真面目に生きて来た青年です、だか
ら、道を求めているのです。
 どこか少しの点が気に障(さわ)ったといって、感情的
になって、若い青年の芽を摘むべきではない。
 全財産放棄の要求をし、指摘・糾弾するイエスの言葉に
・・、
 イエスの、指導者としての資質に・・、疑問が・・、大
いに沸く。
 そしてまた、イエス自身の、自分の発言にも・・、
 矛盾が生じている。
 この青年は、顔を曇らせ、悲しみながら立ち去ったとい
う。可哀想な事だ。
 何が愛の宗教というのだ。
 どこに愛があるのか?
 キリスト教から離れなさい。あなたがたは幸せにはなれ
ません。この宗教からは救いは生まれません。
 また、次世代に伝えて行ってはいけない宗教です。
 果たして、勝ち誇った様な顔をしたイエスが・・
 そこにいたのか・・??
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 (参考)噛(か)んで含(ふく)・める :よく理解できるよう
   に丁寧に言い聞かせる。「―・めるような説明」 [
   補説]について、文化庁が発表した平成20年度「国
   語に関する世論...
 (参考)きゅうだん【糾弾】 ★欠点、悪い点、過ちなど
   を責め、とがめること。[英] criticism
..
 (詳しくは、以下のブログへ)
URL:http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009 /
http://yumesyakai.blogspot.jp/