分からせよう、悟らせようと・・・。

 題: 分からせよう、悟らせようと・・・。
...(真を求めて 皆様と共に幸せになりたい)
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 英国のチャーチルの息子が、キリスト教の話を聞いたのち、
エスの弟子たちを「まったく、豚野郎ではないか」、「スカ
タンではないか」と叫んだという。
 キリスト教の聖書の(「マルコによる福音書」4・1〜20)を
見ると呆(あき)れる。
 「お前は偉(えら)くない」とかの話で、足の引っ張り合い
をする。そして、「偉い人におもねって、私も偉い」と主張し
たりしている世界となっている。
 この様な、悪さが生まれた原因の一端は、イエスにもある。
 イエスが12人の「使徒」を選んだが、この後で、イエスは言
う、「使徒に『秘伝』を授(さず)けた」と。
 ここで、知的で節度あるグループであるならば、その状態に
なっても節度は崩れずに、保たれるのであるが、
 このグループは違った。
 「特別な『権威』が生まれた」。
 『権威が好きなキリスト教』の芽がここにもある。
 面目躍如というところ。
 そしてまた、呆れることなのだが、その権威の『お取り巻き』
が、生まれる。
 使徒たちの権威に、おもねり、へつらい、寄りかかる連中が
生まれる。太鼓持ち連中。
 更に悪いことに、この様な連中が良くやること、『弱い者い
じめ』である。
 それ以外の人たちを、蔑(さげす)む行為を始める。
 それ以外の人たちを『外(そと)の人々』と呼び、蔑んだ。
 そして更に、キリスト教旧約聖書を引用してまでして、「
外の人々を貶(おとし)めたりした」。
 マルコは怒って福音書に、「使徒と呼ばれる君たちこそ、何
も理解していないではないか(秘伝を授けられたなどと有頂天
になるな)」と書く。
 イエスも悪い、「秘伝を授けられた者たちは分かるが(理解
できるが)、それ以外の者たちには分からない」などと言った
りしている。
 そして、いやらしく、そっとイエスににじり寄って、ヒソヒ
ソとイエスに質問する弟子たち。いやらしく陰険なグループ。
 更にイエスは言う、
 「あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、
あの人たちは許されていないからである」と。
 まったくの差別だ。
 自分のお気に入りの者たち・にじり寄る『可愛い者たちだけ』
を讃美する。
 仏教の、常に寄り添い、その人が分かるように、「分からせよ
う、悟らせよう」と導く姿勢を学ばせたい。
(参考)おもね・る【阿る】 [動ラ五(四)]人の気に入るよ
うに振る舞う。へつらう。
(参考)たいこ‐もち【太鼓持(ち)/幇間】 人にへつらって
気に入られようとする者。
   (詳しくは、以下のブログに)
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