臨時ブログ:杭打ちの問題:その後の話(報道機関のすり替え報道)

臨時ブログ:杭打ちの問題:その後の話(報道機関のすり替え報道)
 例えば、読売新聞の読者に誤認混同を起こさせる記事について
  (真を求めて、皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑記)
.
  報道機関の「すり替えの報道」がおかしいと感じてい
 る。
  何故、その様に感じているかと言うと・・、
  そもそも、この問題は、「マンションが、傾いている」
 という大問題から・・騒がれ始めた。
  これが、重要な大問題で、当たり前な事なのだが・・、
  しかし、報道機関の報道が、故意か、作為かは不明だ
 が、すり替え報道になっている・・と感じる。
  この問題の流れを左右している報道機関・・
  その報道機関が、今では、最初の問題点である、マン
 ションの傾きの一番重要な問題の解明についての報道を、
 『何ら』行なっていない。
  目下、報道機関が報道しているのは「杭データの流用」
 である。
  「杭データが、何故、流用だった」かは、杭の支持層
 への未到達を隠すためだったという事が最初に発覚した。
  しかし、旭化成建材は、「杭は支持層に到達している
 かもしれない」と発言している。
  これは、あり得る事なのである。
  だから、旭化成建材が、「杭データの流用した杭のボ
 ーリング調査をして、本当に、杭が支持層に未到達なの
 かを調査したい」と発言したら、
  三井住友建設は、「やりたければ、自分たちだけでや
 ればいい」と答えた。
  三井住友建設は、どんな検討をして、やらなくてよい
 と判断したかを、公(おおやけ)に明らかにしない。
  それなのに、旭化成建材が、「やりたければ、やれば
 いい」と言うのは、問題の解決に向けての前向きな答え・
 姿勢だとは思えない。
  ・・と、いうのは、杭のデータは、測定器の調子によ
 っては紙が詰まったりが起きて、データが得られなかっ
 たとか、
  電流系のスイッチの入れ忘れで、記録を得られなかっ
 たとか、
  降雨のため記録計の作動がうまく行かず、記録を得ら
 れなかったとかという事もあり得ることなのであり、
  実際の杭は、支持層に到達しているという事も考えら
 れる。
  それ故に、杭のデータ流用が判明した杭は、ボーリン
 グ調査をして、杭が支持層に到達して、機能しているか、
 どうかを調べようという、旭化成建材の主張は正しいの
 である。
  それを、三井住友建設は、その旭化成建材の話を語気
 鋭く否定した。
  この辺の報道機関の報道を見ると・・、読売新聞を例
 にすると・・例えば、読売新聞、2015年11月14日の1面
 には、
  表題に「旭化成建材、杭データ流用266件」とある。
  そして、今回の旭化成建材の首脳陣の謝罪している写
 真を掲載している。
  まさか、大分以前の旭化成建材の頭を下げる古い写真
 を掲載しているのではないと思うが・・?
  この下請けだけの謝罪の写真を見ると・・、最近にな
 って、やっと公式に謝罪した三井住友建設(11月11日に
 謝罪)についての記載は、『皆無』となっている。
  また、三井住友建設の謝罪写真も未掲載の様に感じる。
  報道に差を感じる。下請けいじめに感じる。
  元請けを隠し、下請けいじめになっている。
  この問題の発生は、三井住友建設が請け負って建設し
 たマンションが、異常に傾いた事だった。
  三井住友建設が、施工主から建設を請け負ったのであ
 る。
  本来なら、三井住友建設が、下請けに発注しなくて、
 三井住友建設が工事をしなくてはいけないのである。
  たまたま、その杭工事のジャンルに、杭工事の業者が
 居たので、三井住友建設のするべき仕事を、その下請け
 が代わりに行っただけなのである。
  だから、自分がやるのと同じように監理をしなければ
 ならない責任があるのである。
  その様な、代わりに工事をする様にと発注した工事が
 原因で、マンションが傾く結果となった。
  そして、今、その原因は、何だったのかが判明した。
  それは、11月11日に三井住友建設が公式謝罪したとき
 に判明した。
  それは、杭の支持層到達などの監理は「やって無かっ
 た」という事である。
  代行業者の下請けにやらせっぱなしになっていたとい
 う事である。
  その監理行為をしてないので、三井住友建設は、「ま
 ったく状況把握ができず」という状況の中で、旭化成
 材が杭の工事をして、支持層へ到達してない杭を施工し
 ていた・・という事である。
  ここまでの話の中で、杭のデータの話は、まったく、
 出て来ないのである。
  つまり、読売新聞の報道は、読者に誤認混同を起こさ
 せていると言える。
  データ流用した旭化成建材が原因になっている・・と
 誤認混同を惹起している。
  これでは、読者に、正確な問題把握をさせていない。
  肝心な問題である、「問題を発生させた会社」を素通
 りしている。
  極端な言い方をすれば、「データがどの様に描かれ様
 が、杭が、しっかり支持層に到達して、杭の機能を発揮
 していれば、建物には問題が無いのである」。
  つまり、杭の支持層を施工主から請け負った(元請け)
 が、施工主への監理責任を果たして、杭の支持層確認を
 していれば、何も問題は、発生していなかったのである。
  非常識なほどに、三井住友建設の、非常に遅くなった
 公式謝罪の席で、「記者のこの点の質問」に対し、
  三井住友建設は、「(杭の支持層確認を当社の社員が
 確認したかを)調査しています」と言った。
  つまり、「調査する必要があること」と認識している
 と発言はした。
  三井住友建設は、「(杭の支持層到達を確認すべきだ
 った、だから、しっかりそこを自社の社員が監理してい
 たかを調査した。しかし、結果が、まだ、出ていな
 い)、調査中だ」と答えた。
  この答弁は、同じ三井住友建設が発言している「旭化
 成建材が、杭の支持層を確認すべきだ」の発言と明らか
 に食い違う。
  何故ならば、三井住友建設が、その杭の支持層到達の
 確認の行為を、「自分はするものではない」としている
 ならば、「その調査の必要は、当方にはない」と答え
 る訳だ。
  しかし、本当は、「三井住友建設が、杭の支持層到達
 の良否を確認するべきだった」と感じているから、
  「三井住友建設の自社の社員がその監理業務を、やっ
 ていたかを調査しています」と答え、
  「結果は、まだ調査中」と回答したのだ。
  この点について、反論があれば、公式の場で答えるべ
 きだ。
  故に、その報道をしている読売新聞は、その本質を、
 まったく報道せず、
  本来のマンションの傾く問題について、その問題に答
 える報道となっていない。
  杭のデータを流用していたって、マンションの傾き問
 題との間に必要十分条件とはなっていないのだ。
  ひたすら問題の本質から離れる方向へ捻じ曲げ、その
 本質の所に居るものを隠し、庇(かば)っている報道の
 様に感じる。
  つまり、再度言うが、データというものは、1例として、
 ペン先の不具合でデータを得られないこともあり、また、
 紙が詰まったとかがある、
  測定機械から出てくるその紙が重要なのではないのだ。
  その前に、肝心の杭が支持層に到達しているのか? 
 していないのか?・・なのである。
  その肝心の確認行為を行なわず、三井住友建設は、「
 旭化成建材がやるべきだ」と言い、
  自らの監理責任を放棄するのを正当化している・・報
 道機関は、この事を、明らかにすべきなのだ、これが、
 報道機関の役目なのだ。
  また、三井住友建設は、「自らの、監理責任の存在を
 認識しているから、その管理業務を怠ったかは、調査中」
 と答えたのだが、報道機関は、この点も明らかにすべき
 だ。
  この三井住友建設の社内調査の結果はどうだったかを、
 今後、追求すべきである。
  しかし、現時点では、この重要点を、報道機関は「報
 道放棄」している。
  データーを得られない理由は色々ある。
  それらの理由で、データを得られない時もある。
  そんなデータを、後に見て何ができると言うのだ、三
 井住友建設は、それを問題にするが・・、そして、報道
 機関は、三井住友建設の謝罪後に、まだ、データ云々を
 言っているが・・? クエスチョンだ。
  また、杭データ流用は、共謀ではないと公式に否定して
 いない三井住友建設である。
  こんなことも考えてしまう。
  何しろ、社会に対して、公(おおやけ)に対して、誠
 実でいてもらいたい。
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
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