(その42)安倍総理は、今、『自由と繁栄の弧』という明確な目的意識を持った外交を着々とやられている・・

題:(その42)性善説の日本人には、性悪説キリスト教の様な、悪い人は虐殺しても自由、墓を暴いても自由なんていう発想はない・・ロシア人も性善説で日本人に似ている・・ロシア人も日本人も、個人主義ではなくて集団思考・・自分だけ儲かればよいという思考ではない、利他主義・・キリスト教聖書には、困ったならば、選民思想の我々には神の義があるからと言って、隣国の富を奪う事を正義としている、これが聖書に書いてあり、これを洗脳している、まったくの個人主義・・なでしこジャパンの優勝も、集団主義利他主義のチーム力があったから、個人の力を倍する力があったから・・過去の日本式経営もこうだったが、今、忘れ去られている・・安倍総理は、今、『自由と繁栄の弧』という明確な目的意識を持った外交を着々とやられている・・ロシアが大賛成してくれた、ロシアの姿勢に合うと・・中国はグローバリズムに組して、一部の者が利益を独占している、想像を絶する資産が外国に隠されている、習近平さんが、その大問題の中国の腐敗した経済を是正をしようとしている、尖閣なんかを相手にしていられない、反政府デモになり易い今の中国、追い詰められている中国・・ロシアは、グローバリズムに、さんざんやられてコリゴリしている・・急に、世界の工場となった中国も、アメリカの儲けの仕掛けの思惑、そして日本の企業もその思惑に乗っかって中国へ・・日本のメディアは中国の肩を持つ・・「人民は搾取の対象だ」が共産主義国の見方・・
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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You Tubeの題:2/2【馬渕睦夫グローバリズムの罠 国難の正体 後半 (54分19秒)
https://www.youtube.com/watch?v=d9BwAEI82Fw&list=PL1WW2onRUfalYgXJescddoDsEbZBiTN6v&index=2
2013/08/06 に公開
講師:馬渕 睦夫 氏(元駐ウクライナモルドバ大使)
演題:グローバリズムの罠 国難の正体
日時:平成25年7月28日(日)午後2時?
会場:栃木県護国神社 護国会館
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内容:(タイム44:45)
(馬淵氏):だから、私は、もう、ロシア正教ってのは、
キリスト教じゃないと思っているぐらいですね、
 ロシア教でいいと思う、
 日本人も性善説ですね、
 人間は、良きもので、良き存在ですよね、
 絶対に、日本人は、100パーセント悪人は居ない、
 村八分ですからね、
 八分でしか、やっぱり、どんな極悪人でも、2分は取っ
ておく訳ですね、
 ご承知の様に、火事とお葬式の場合は、極悪人でも、協
力してあげるっていうね、
 日本人は、(性悪説キリスト教の様な)悪い人は虐殺
しても自由、しかも、墓を暴(あば)いても自由なんて、
そういう発想はない、
 ぜいぜい、と言ったら語弊がありますが、村八分までし
かない、
 日本人は性善説なんです、この点もロシア人と似ている、
 で、最後に同じ、先ほど申し上げましたが、
 実は、ロシア人も日本人も、個人主義ではなくて、集団
思考なんです、どちらかと言うと、
 プーチン自身も、その事を言ってますが、
 どうも、ロシア人というのは個人主義には合わないって
言っている、
 集団主義と言っても別にね、北朝鮮の軍隊みたいに、あ
んな行動をする事じゃない、
 全体の一部である事によって、自分が、安心を得られる
という思想なんです、
 だから、その全体が、その全体を束ねるのが、神であっ
たり、独裁者であったりするんですが、ロシアの場合、
 集団主義とは、そういうものだと言っているんですね、
 日本のチーム力と言うのも、あのー、似てますよね、
 集団の中にあって、日本は力を発揮できるって、と言う
事ですね、
 それは、何故、発揮できるかと言うと、答えは簡単なん
ですが、
 それは、利他主義だからですね、
 自分の事だけを考えると、やっぱり、ここまでしが力が
でないけども、他の事を考えると、もっと出るんですね、
 これは、そういう法則なんですね、法則としか言いよう
がない、そういうものだと思います、
 だから、日本は、なでしこジャパンは、ワールドカップ
に優勝できたんですよ、
 個人的な力量は、劣ったと思いますね、
 だから、11人の選手、全部、足したものは、アメリカの
11人の選手を足したものには、弱かったかもしれないけれど、
 チームとしては、アメリカを凌駕(りょうが)しちゃっ
たわけですね、
 これが、日本のチーム力だと思います、
 同じ事が、日本の会社にも言えたんですね、過去は、
 日本式経営と言うのは、単に、日本の労働力の総和だけ
ではない、もっと上のものが出たんです、
 それを、いま、日本が、忘れているという気がしました、
 だから、最後に、一言だけ申し上げますが、
 そういう意味では、私は、安倍さんの訪ロというのは、
非常に大きな、日本外交を画する様な大きな出来事であっ
たと思います、
 えー、それは、安倍総理が、一つの、明確な問題意識を
持って、行かれたからだと感じておりますが、
 まだ、表には出て来て居りませんが、
 今度も、ASEAN(アセアン)も回られましたね、
 何をやって居られるのかと言うとね、
 丁度、私が、ウクライナの大使をしている時に打ち上げ
られた、『自由と繁栄の弧』という構想があるんです、
 ここに詳しく書きましたが、それを、やって、居られる
のですよ、実は、
 そうとは、おっしゃいませんよ、そういう言葉を使って
居られませんが、
 安倍さんは、その、この重要な国を、ずーっと回って居
られる、
 それは、中国の周りの国、中国包囲網じゃないですが、
 えー、外堀を、ぱっぱっぱと埋めて回って居られる、
 で、当初、この自由と繁栄の弧という、弧というのは、
この弧ですが(手を丸く示す)、ユーラシア大陸の外縁に
沿った弧ですね、
 その自由と繁栄の弧と言うのは、ロシアが入っていなか
った、
 ロシアが、こりゃなんだと言って、大分、最初は、疑心
暗鬼だった、
 で、その時に、あのー、私も、その一翼を担ったんですが、
 その当時の外務次官の谷内正太郎というのが居ましてね、
彼とも相談して、彼が、ウクライナに行った時も、相談して、
 彼が、音頭をとって、麻生総理の構想という事で、打ち
上げたんですが、
 ロシアは、最初、すごく警戒してた、
 それで、谷内外務次官が、訪ロした時に、
 当時、ラブロフという外務大臣ですよ、
 まあ、表敬訪問というのは、よくやるんですがね、一つ
ランクの上の人に、挨拶だけ、
 表敬訪問のつもりが、何と、実質会談が、1時間半になっ
てしまった、
 それは、何を話したかというと、私も、その一部しか知
りませんが、自由と繁栄の弧を話している、
 で、ロシアは、今、自由と繁栄の弧というのは、正に、
ロシアの利益になると分かったんですね、
 中国は、ずーっと警戒してますが、ある意味で、それは、
正しいんですが、
 別に、それは、中国包囲網じゃないんです、中国の、や
っぱり、今の姿勢というのが合わないからです、日本の外
交とね、
 でも、ロシアの姿勢というのは、合うんです、
 元に戻りますが、これで、結論にしますが、
 中国のグローバリズムに組しているんですよ、最初に申
し上げました様に、
 中国共産党エリートは、あるいは、中国人民解放軍の軍
管区のエリートは、ウォールストリートなんかと組んで、
ビジネスやっている訳です、がっちりと、
 それが、いつまで続くか?
 そういう発想は、日本にはなじまないし、ロシアにもな
じまない、実は、
 もう、ロシアは、いやと言うほど、ウォールストリート
のやり方には懲りている、
 ロシアの富を、全部、奪うやり方、全部と言ったら、ち
ょっと言い過ぎですね、
 だけども、ロシアの富を奪っちゃうやり方、民営化、
 で、そんな民間経済になってもない様なロシアに、突然、
民営化しろなんて言われたって、どうなりますか、
 全部、一部の人が富を独占しちゃったですよね、
 ところが、中国の場合は、何故、それを、アメリカが、
やらなかったかと言うと、中国には天然資源が無かったか
らですよ、私に言わしてみればね、
 何も、中国が偉大だった訳でも、何でもない、
 天然資源が無かったから、
 じゃ、中国から、どの様にして富を収奪するか、悪い言
葉ですが、金儲けするかと、
 中国の安い労働力を利用しよう、
 だから、キッシンジャーが、訒小平と組んで、アメリ
の製造業を中国に移した訳です、
 それだけなら、まだ、良かったんですが、
 日本もやれって言われて、日本も行ちゃった訳です、
 だから、突然、中国は、世界の工場になりましたけど、
 あれは、中国の経済じゃないんです、
 だから、私は、そういう意味では、中国国民には同情し
てますよ、
 一握りのエリートだけが儲けて、自分たちは資産を外国
に送ったり、隠している訳でしょ、
 もう、想像を絶する資産ですよ、
 だから、今、習近平さんも、とんでもない、尖閣なんて
相手に出来ない、
 どの様にして、この中国の腐敗した経済を少しでも是正
するか、
 それが最大の問題です。
 中国、静かにしているでしょ、今、
 で、今度、もし、何でもいいですよ、尖閣で、私は、安
倍総理が、そんな挑発的な行動をされるとは思いませんし、
そういう事はないですけどね、
 何かを、機会にとられて、中国のほうが、半日デモを仕
掛けようとしても、仕掛けられない、
 仕掛けたら反政府デモになるからですよ、
 この前は、なりかけちゃったですね、この前、1年前、な
りかけたですね、あのー、(尖閣を)国有化した時にね、
 だから、日本のメディアは、嘘ばっかりついている訳で
すよ、
 いやー、中国を怒らせちゃいけないとかね、
 中国が、あんなに言うからテーブルに着くべきだとかね、
 外務省の有名な某先輩も、そういう事を言ってますわな、
 だけどもね、そうじゃない、
 中国は、もう、反日デモは出来ない、
 やったら、反中国共産党デモになる、
 極論すれば、天安門が占拠される危険すらあると、私は
思います、
 そこまで、追い詰められているんだと思いますね、
 えー、そういう事で、私は、あのー、中国は嫌いじゃな
いんですが、
 中国共産党は嫌いです、共産主義は嫌い、
 中国のエリートは、平気で、中国の民衆を搾取する、
 共産主義、人民の味方なんて、関係ないですよ、
 「人民は、搾取する対象だ」というのが共産主義国です、
 これは、是非、日本の共産党にも理解して戴きたいと思
いました、
 一応、これで、今日のお話を終わりたいと思いますが、
 あのー、今日は2時間という事でしたので、これで終わ
りますので、後は、司会者の方にお任せしますが、あのー、
リラックスした形で、茶話会の様な形で、ご質問っていう
か、自由な意見交換をさして戴いてもいいと思いますが、
これで、一旦、お話は終わらせて戴きます、今日は、あり
がとうございました。(完)
 (タイム53:47)
..
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