(その41)ロシアにとって大事な安全保障のこの要望に応えられれば北方領土は帰って来る、北方領土が解決できて、平和条約が締結されればヤルタ体制は終わる・・

題:(その41)タイのバーツもヘッジファンドにやられた・・タイもグローバル化に悩んでいる、伝統的価値観を大切にしたいと言っている・・日本に両立する秘訣を聞いて来ている・・タイ以外のその他の国も悩んでいる、そして中国も悩んでいるはず、全世界の国々が悩んでいる・・その悩みを明確に言って来たのがロシアのプーチンさん、そして日本に秘訣を学びたいと・・ロシアにとって大事な安全保障のこの要望に応えられれば北方領土は帰って来る・・ロシアはすでにアメリカで失敗している、アメリカ資本が上陸してくるだけ・・アメリカ財閥がロシア国民の富を簒奪しただけ・・北方領土が解決できて、平和条約が締結されればヤルタ体制は終わる・・ロシアの国民性と日本の国民性は似ている、国土観、宗教観も同じ・・ロシア正教性善説キリスト教とま反対・・ロシア正教キリスト教ではない、ロシア教と言うべき・・日本人も、人間は良きもので良き存在の性善説・・
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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You Tubeの題:2/2【馬渕睦夫グローバリズムの罠 国難の正体 後半 (54分19秒)
https://www.youtube.com/watch?v=d9BwAEI82Fw&list=PL1WW2onRUfalYgXJescddoDsEbZBiTN6v&index=2
2013/08/06 に公開
講師:馬渕 睦夫 氏(元駐ウクライナモルドバ大使)
演題:グローバリズムの罠 国難の正体
日時:平成25年7月28日(日)午後2時?
会場:栃木県護国神社 護国会館
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内容:(タイム36:47)
(馬淵氏): 日本が、正に、明治維新以来、この両立を
図って来た、両立に苦心して、まあ一応、成功した、
 その、明治維新以来、欧米近代化をやりましたけれども、
 同時に、日本の伝統文化も守って来た。
 これは、我々にとっては、普通の事で、何でもない、当
然だと、思うかもしれませんが、世界にとっては、大変な
事なんです。
 私は、タイにも勤務しましたが、タイの人が、いつも、
言っている、タイにもバーツ危機がありましたね、
 で、ヘッジファンドにやられましたが、
 自分たちも、欧米の近代化と言いますか、ある意味での
グローバル化が必要なことは、十分、分かっている、
 しかし、自分たちは、やっぱり、仏教を信仰する、そう
いう伝統的な価値観を大切にしたいんだと、
 日本は、この二つを、どの様に両立して発展したんですか、
 その両立の秘訣を教えてくださいと・・言うんですよ、
 これを、教えてあげなきゃいけない、日本は、
 その両立の秘訣は、先ほど申し上げましたけれども、土
着化する力と言うか、外来のものを、日本の国状に合うよ
うに、作り替えて、日本的なものにしてしまうと、
 そういう力だと思うんですね、
 だから、タイも、今だに、まだ揉めてますわな、
 その他の国も、多かれ少なかれそうです、
 完全に、もう、アメリカ化というか、欧米化でいいと、
もう、開き直る国は別として、
 総ての国が、ヨーロッパとアメリカを除いた、すべての
国が、今、悩んでいる事、
 それは、中国も含めて悩んでいるはずなんです、
 中国では、表向きは言いませんけれどね、
 それを、明確に、日本にメッセージで示してくれている
のが、プーチンさんなんです、
 だから、プーチンは、どうしても二つを両立させたい、
 その秘訣を、日本に学びたいと言っているんですよ、
 だから、それに対して、阿部さんが、その秘訣はこうだ
と、いう風に答えられれば、プーチンさんは北方領土を返
してくれますよ、
 それは、何故かと言うと、北方領土は、ロシアの安全保
障には役立たないから、
 ロシアにとっての安全保障、ロシアという国家をまとめ
る事、
 つまり、安全保障が、ロシアの指導者にとっては、最大
の関心ごとですね、
 そしたら、今、ロシアの安全保障をどういう風に達成し
ようかと、プーチンさんが考えているかと言うと、それは、
ロシア型の近代産業国家なんです、
 どういう事かと言うと、ロシアの今の経済は、ほとんど、
50パーセント以上、GDPの、資源輸出で成り立っている、
 サウジアラビアと似ている訳ですね、
 つまり、資源だけ輸出して外貨を稼ぐ、
 それでは、天然資源の国際価格が上下したら、それによ
って、当然のこと、ロシアのGDPも上下する訳、
 そんな脆弱な経済も、是非、もっと安定的な、経済に変
えたいという事、
 その為には、ロシア式の産業国家、メイド・イン・ロシ
アの製品を世界に輸出できるようにならなきゃならない、
 その知恵を、日本に学びたいと言うんです、
 アメリカに学んでも駄目なんです、
 アメリカに学んだら、そりゃ、もう、すでに失敗した訳
ですね、エリツィン時代に、
 数人の経済財閥が出来て、オルガルヒといいますが、
 そういう人たちが、アメリカの財閥と組んで、ロシア国
民の富を簒奪(さんだつ)しようとしたわけです、
 だから、プーチンさんが怒って、ホドロコフスキーを牢
屋にぶち込んじゃった訳ですね、
 ホドロコフスキーって、石油の大手だったんですが、
 それが、ニクソン・モービルと組んでロシアの石油を売
り渡そうと、
 まあ、悪く言えば、売り渡そうとした訳です、
 それに、待ったを掛けたのが、プーチンさんなんですね、
 だから、メイド・イン・ロシアが、世界に通用するよう
なメイド・イン・ロシア、
 あのー、製品を作りたい、
 それには、ただ、アメリカの言っているようなグローバ
リズム、グローバル化した経済では駄目なんだ、
 そりゃーできないですよ、アメリカの資本が入って来る
だけですから、
 それじゃだめで、ロシア独自の産業国家を作りたいんだと、
 そのモデルは、日本だと言っているんですよ、
 そこをね、どこまで、阿部さんや、外務省がとらまえたか、
 私も、阿部周辺とか、外務省には、この本を、詳しく書
いてあるんですが、この本を渡しておきましたが、
 どれ程、じつげんしたか分かりませんが、
 そこに、プーチンさんの日本に対する思いがあって、
 もし、北方領土で解決できて、日ロの平和条約が結ばれ
れば、これでヤルタ体制は終わります。
 はっきりと、終わるんです、
 孤立する、孤立するってのは悪いんですが、中国と韓国
は孤立します、
 で、具体的に、日本は、アメリカと、というか、ウォー
ルストリートと、ちゃんと、気脈を通じて、対ロ関係を進
める必要がありますが、
 それはまあ、技術的な事なんで、割愛しますが、
 私は、単に、東アジア秩序が変わると言った、そういう
権力政治的観点だけから、あのー、ロシアと関係強化すべ
きだと言ってんじゃないんですね、
 あのー、先ほど申し上げました様に、グローバリズム
対抗しているロシアという観点もあり、
 しかも、それは、何故、ロシアが、グローバリズムに対
抗しているかと言うと、
 ロシア人の国民性と言うか、ロシア人の国民性ですね、
一言で言えば、日本人と似ているんです、実はね、皆さん、
ぎょっとされる、あのソ連のイメージがありますから、
 あのシベリア抑留をやったソ連じゃないか、
 満州で暴行の限りを尽くしたソ連兵じゃないか、
 それも、事実なんですが、それは、ソ連なんです、
 で、だからと言って、当時のソ連の、ま、そういう意味
では犯罪が、帳消しになる訳じゃありませんが、
 それは、今後、時間をかけて、日本とロシアとの間で、
検証されなければならないもんだと思いますけどね、
 ロシア人と日本人とは似ているんです、
 そこに書きました、一つは国土観、
 母なる大地という事は聞かれましたね、
 ロシアは、日本の45倍もの広い国ですが、
 やっぱり大地に対して、自分たちの母だと思っている、
 日本は、同じですよ、母だ、つまり神々が生まれた、お
生みになった列島ですよ、日本はね、
 神々の子供なんです、同じ事なんです、
 だから、日本人は、日本列島と言うのは、神と同じで、
同胞意識を持っている訳ですね、
 ロシアも、母なる大地だと言っている、
 自分たちを生んでくれた大地なんです、
 よく言われますが、ロシア人と言うのは、なんやかんや
と言いながらも、やれ独裁国だとか、やれ共産主義時代の
ロシアですら、そうだった、
 ソリズニーツィンというのが、亡命しましたけどね、ア
メリカに、
 で、結局、帰って来ちゃった、
 アメリカじゃ執筆出来ない、本が書けない、
 つまり、インスピレーションが来ないんだと思います、
私は、
 ロシアという大地に居てこそ、初めて書けた話、
 つまり、大地の持つそういう力、
 先ほどの松尾芭蕉のところでも言いましたね、インスピ
レーションの源なんです、日本の自然は、
 ロシアの自然も、ロシア人にとってインスピレーション
の源と、
 宗教観も似ているんです、
 ロシア正教というのは、原罪否定という言い方で、クリ
スチャン以外の方には理解が難しいかもしれませんが、
 性善説なんです、
 ところが、キリスト教と言うのは、クリスチャンの方が
居られたら申し訳ないのですが、
 性悪説ですね、
 原罪を作っている人間は、それを購(あがな)ってくれ
たキリストを信じれば天国に行けるということですが、
 ロシア正教は、どう教えているかと言うと、人間は良き
ものとして神に創られたという教えですよ、
 だから、私は、もうロシア正教キリスト教じゃないと
思っているぐらいですね、
 ロシア教でいいと思う、
 日本人も性善説ですね、人間は良きもので、良き存在で
すよね、
       (タイム44:45)
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