(その18):アメリカのプレゼンス(存在・存在感)が低下して来た・・

題:(その18):アメリカのプレゼンス(存在・存在感)が低下して来た・・ウォールストリートの目的は、あくまで利益・・そのためにグロール市場化へ・・だから、アメリカの建国精神が変わった・・何処で儲けるかの(私益)の一点だけ・・国家の考えは、どっかへ行っちゃった・・中国共産党のビジネスマンの行動もそれで一致・・プーチンと阿部さんが待ったをかける・・健全なナショナリズムを求める・・その戦い・・グローバリストが目指すのは道徳を破壊する事・・アメリカは破壊され済みの国・・そうすれば利益が最もあげられるから・・資源を中心にして、取り合いながら別れて行く・・民主主義が登場するが怪しくて、事態は改善されない・・民間軍事会社がコントロールする事が、混乱おさまらず・・ハッカーを使って大量のパスワードなどを盗む、そして、いざという時に使う作戦・・国家がコントロールされる危険・・
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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You Tubeの題:3/3【討論!】世界を動かすものの正体?![桜H26/8/9]
https://www.youtube.com/watch?v=inGA-7b6D10
出席者:
田中英道氏(東北大学名誉教授)
馬渕睦夫氏(元駐ウクライナモルドバ大使)
田村秀男氏(産経新聞社、特別記者・編集委員論説委員
宮崎正弘氏(作家/評論家)
浜田和幸氏(参議院議員
片桐勇治氏(政治アナリスト)
渡辺哲也氏(経済評論家)
内容:
(馬淵氏):それはね、非常に、本質的な事をおっしゃっ
て、私も、それと似たことを最後に言おうかなと思ってた
んですけどね、
 先ほどからの議論では、アメリカという国家が、低下し
て来たというのかねー、
 アメリカのプレゼンス(存在・存在感)が、低下して来
たと、
 それは、その通りですね、
 しかし、アメリカという国家の影響力、国家そのものの
プレゼンスが低下したという事と、
 ウォール・ストリートの力が、低下した事とは、必ずし
も、一致しないですね、
 ですから、元々、ウォール・ストリートの戦略というの
は、国家としての戦略ではなくて、
 彼らの利益を、どうしたら、まっくすまいるできるかと
いう戦略であって、
 それが、グローバル市場化ということだったと、
 グローバル市場化というのを、逆に言えば、一言で言え
ば、国境を廃止するという事ですから、
 元々、国単位で、何処の国と仲よくする、しないは、無
かった訳なんですね、
 で、それが、ちょっと、私、今日、時間がありません、
そんなに言えないんですが、
 アメリカの建国精神が、変わったというのは、そこであ
って、元々は、アメリカンドリーム、フロンティア・スピ
リッツ、
 アメリカン・ドリームを世界に広げるっていう、
 アメリカの従来の政策というのは、国家単位で考えてい
た訳ですね、
 だから、それが、ウォール・ストリートが、主導的にな
ると、そうじゃなくて、
 グローバル市場という事で、どこで儲けたらいいかと、
どこの地域が、今、水島さん(司会者)がおっしゃった儲
かるかで、行動するようになったと、
 で、それが、我々の頭の中には、まだ、渾然一体してい
るから、アメリカがどうかとか、アメリカの国家の力が弱
まったから、今、あのー、どうなんだ、
 あるいは、中国の国家の力が、強まったからと言って、
議論され勝なんですが、
 そうではなくて、
 アメリカのウォール・ストリートの、いわば私益ですね、
 彼らの投資益を求めた、グローバルな行動と、中国共産
党のビジネスマンの行動とが、一致するというのが、今の
米中関係であろうと・・、
 で、それに対して、待ったをかけているのが、簡単に言
えば、プーチンであり、阿部さんであるというのは、私は、
そう思っているんですね、
 健全なナショナリズムという事、
 だから、この戦いだという事は、そういう事なんです、
 で、グローバル市場化の問題は、
 これは、グローバルリストの本を読むと分かるんですが、
 市場に、一切、道徳を持ち込まないという事なんです、
 これが、ナショナリズムと、正面から対立する事なんで
すね、
 日本の神道的な思想とは、対決する事ですね、
 だから、道徳があったら、お金の力で、世界を市場化す
るのは困るわけです、
 ですから、道徳の強い国は、破壊するっていうのが、彼
らの政策であって、
 まず、彼らは、アメリカ自信を破壊しちゃった訳ですね、
国内的に、
 今、日本が、その対象になっていると、
 ロシアも、その対象になっていると、
 そういう風に見ますとね、
 やっぱり、世界を動かしている今の連中、彼らの目的と
しているものは何か・・という事が見えて来る、
 つまり、グローバリズム、彼らが投資益を、最もあげら
れる、そういう世界を作ろうというのが、彼らの目的であ
ると、そういう風に感じています、
(宮崎氏):近年のね、例えば、コソボの問題、東チモー
ルの独立、あるいは、スーダン、南北に分かれましたね、
 スーダン、南に石油の基地があって、北にパイプライン
が伸びて、輸出港に伸びる、
 そうしますとねー、さっき水島さんが、おっしゃった様
に、イラク分割は何か?・・と、
 クルドがね、大油田地帯を2つ取ったんですね、
 これで、日量40万バレルぐらいだから、クルドの予算と
したら、何とかやって行ける、これで、
 次に、おそらく、リビアですよ、
 今、すでにトリプリとベンガジと、2つの政府がありま
すからね、事実上ね、
 これ、はっきり2つに分かれると、メジャーはまた、ど
っちか有利な方に付いちゃうと、
 という風なところが、どんどん進んでいくんじゃないか
と・・いう様に思いますね、
(司会者):おっしゃる通りですね、
 あのジャスミン革命とかね、何とかというのは、どうも
怪しいというね、
 あれねー、作られた民主主義みたいなね、
 みんな、もてはやしましたけどね、
 「ほら、春が来た」とかね、「何とかが来た」とか、
 やっぱり、そこだったですね、
 今、おっしゃる通り、確かに、リビアだって、そうです
よね、あのー、カダフィが倒されてね、
 全然、良くなっている訳じゃないですよね、逆に、
(宮崎氏):ブラックウォーターなどを中心にしたアカデ
ミー、昔のブラックウォーター、アカデミーが、かなり関
与していると、
 いわゆる軍産、民間軍事会社というところが、コントロ
ールしているという話は出て来ていますよね、何度も、
 リビアと言うか、そのジャスミン革命を・・、
(司会者):エジプトなんかだって、決して、混乱が起き
ているばっかりで、
 うまく、アラブは、ばらばらにされているというってな
気がしますよね、
(浜田氏):そういうね、議論している情報をですよね、
 どういうチャンネルでね、こう、入手するか、
 そのチャンネルの大元を握るというですね、動きもある
訳ですよね、
 ですから、さっきのウクライナの話だって、ロシアは
ロシアで、独自の情報を提供する、
 で、ロシアはハッカーを使ってですね、今、世界のね、
20億人の、ていうか20億件のユーザーのね、パスワード、
今回の事件があったんですね、獲得して自分たちが、場合
によっては、アメリカ、ヨーロッパをですね、混乱に陥れ
る事ができますと、
 こういう情報を、意図的にネット上で流している訳です
ね、
 じゃ、ネットの大元は、我々はどうやってですね、我々、
情報を得ているかというと、それはグーグルであったりで
すね、ヤフーであったり、
 そういうところのね、やっぱり、国家とは違う、
 さっきね、要するに、国のね、存在意義が、だんだん無
くなって来ている、
 そうなった時にですね、一体、誰が、その世界のね、政
府っていうものをですね、コントロールできるのか、
 一時は、マイクロソフトビル・ゲイツですが、ネット
上でね、新しい国家を作って、そこで、新しい通貨の、自
分たちで、ネット通貨でですね、コントロールしましょう、
 でも、中々ね、それが、まだ、実現できてない、
 そのマイクロソフトに代わる形で、今、グーグルがです
ね、極端なね、情報力を使ってですね、
 元々は、検索エンジンだけだったけれども、情報そのも
の、情報に基づいて、投資が行われ、政策やね、国家がね、
方向が決まるってことを、凄い力でですね、コントロール
する、そういう時代に、我々は生きているんでですね、
 メディアのあり方もですね、そういう意味では、大きな
影響を受ける、
 だから、そういうね、時代という事を、我々、随分、捉
えて行く必要があると思いますね、
(田中氏):少なくとも、コントロールできるという観念
が、今、崩れつつあると思うんですね、
 結局、インターネットっていう存在が、もう、すでに、
そういう反対する考え方をね、与えているという事と、同
時に、
 やはり、つまり、これだけね、情報戦、情報戦と言いな
がらね、結局、基本的なところは変わらない、例えば・・
       (つづく)
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