人間は、無限の自分の自己決定・決断の中で存在している。

 題:人間は、無限の自分の自己決定・決断の中で存在している。
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教の生まれた地・砂漠は・・、
 動物の死体は、骨だけになって残る・・、
 そしてまた、
 僅(わず)かにあっただろう草木は・・枯れ、
 そして、風に吹かれ、
 砂漠の砂と共に・・何処かに・・吹かれ、
 砂漠の砂と共に・・何処かへ・・、
 消えていく・・、
 痕跡もない・・、跡かたもない。
 そこへ行くと・・、
 朽ちて倒れた草木が・・、また、草木に限らず動物も、
 朽ちても土に還(かえ)り・・、
 また、新しい芽吹きを得る。
 新しい命の誕生が、そこここに・・見られる。
 新しい命の芽吹き、新しい命の復活が・・、
 そこここに・・見られる。
 これが宗教観の違いに・・大きく関(かか)わる。
 豊かな・・そこここの・・新しい命の芽吹きに・・、
 新しい命の誕生に・・感謝する。
 豊かな自然の営みに、命の誕生の神秘と・・力に、
 そこここの神や仏のおわします姿に感謝し、礼拝する。
 その様な地に・・生まれ・・そして、育まれたのが仏教・・、
 そして・・、
 佛教の本を読むと、
 本当に・・実に数多くの人々が「釈尊の所へ、教えを乞
おうと、はせ参じ、仏法の教えに接し、そして・・、
 真理を会得して、そのまま釈尊に帰依した」という記述
が・・、
 実に多い・・。
 キリスト教のイエスにおいて、その様な話は、一つもな
い。
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 そして、次の話。
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 キリスト教聖職者の司祭の森一弘氏は・・、
 修道会に入って一生懸命努力して居ても、壁の存在を常
に感じていたと言う。
 無味乾燥な感じもし、悶々(もんもん)としていたと言
う。
 キリスト教徒で・・『頑張るな』と言っている鎌田實氏
なら、
 ここで「そんなに頑張るなよ」って言うだろうが・・、
(実は、鎌田實氏は、非常に頑張って『頑張るな』とあち
こちで言っている、テレビやラジオの出演や、雑誌などマ
スコミに頑張って多く関わっている、また、この鎌田氏の
出演活動などを支えているのは、鎌田氏のスタッフの方々
が、鎌田氏が不在でも、頑張って支えて居られるからなの
だ。何しろ、頑張って社会に貢献することが、大切なのだ)
 また、『頑張るな』のキャンペーンをするキリスト教
「そんなに頑張るな」って、頑張る森氏へ言うだろうが・・、
 そして、森氏は、イエスではなく「マリアの夢」を見て
何かふっ切れたと言う。
 イエスでなくて良いのかどうか? 分からないが、
 また、三位一体の神でなくて、いいのかどうか? 分か
らないが・・、
 森氏は、ここで、神に委(ゆだ)ねて、生きようと思っ
たと言う。
 マザーテレサさんは、正直な人で、死ぬまで、とうとう
『(キリスト教の)神は不存在だった』と悩んだ。
 そして、とうとう、(キリスト教の)神は出て来なかっ
たという人生を送った方。
 キリスト教の神の不存在の悩みの中の人生だった。
 森氏が言うような、神に委(ゆだ)ねて生きると言った
って無責任な生き方だ。誠実な生き方ではない。最後まで
神が出ない場合もあるのだ。
 マザーテレサさんの様に、神は居ないと正直に悩みなが
らも、インドの可哀想な方々を救う仕事を、一生懸命、正
直に、そして、努力し、頑張って努めた方が、美しく見え
る。
 悩まなければならない神なのである。
 居るか? 居ないか? 分からない、そんな、あやふや
な事に委(ゆだ)ねて・・、
 自分は、何ら、アクションを、『しないという人生』『
生き方』。
 しかし、マザーテレサさんが居ないと悩んだ神が、夢の
中か、『幻聴』か、『幻視』かは知らないが、出て来たと
森氏は言い・・そして、決断したというが・・、
 そうだとしても・・、何らかの方向へ行動を起こしたと
しても・・、それを神の示唆だと思うのか?
 自分の意思が、自分の背中を押したと思わないのか?
 深層心理の自分の意思が・・ふわっと浮かび上がったと
思わないのか?
 深く思っていた、深い自分の決断が・・決定した瞬間だ
ったのだ。
 人間は、生活して行くにおいて、びっくりするほど、ま
た、自分で認識できないほど数多くの決断を、自分でして
いるのだ。
 そこに「神が介在していると思っている自分が居る」の
だ。
 その決断を、しっかりしたいと願い、思う、自分も居る
のだ。
 何もしないで「ぼけっと」した人間は、「ぼけっと」終
わってしまうだろうが、それはそれなりに、自分がする決
断の連続の中に存在しているのだ。大きな決断、小さな決
断、決断に見えない決断、などなど・・。
 キリスト教の、ただただ神を待て、神にゆだねろは、『
悪の教え』だ、人間を破滅に導き・・破壊する。
 この無気力さは・・心も破壊する、悪の教えなのだ。
 人間は、無限の自分の自己決定・決断の中で存在してい
る。そして、頑張り社会を支えるが正しいのです。
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