経時劣化をしています。

 題:経時劣化をしています。
...(真を求めて、皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教は、経時劣化をしています。
 その1例が、「モーゼの十戒」で分かります。
 「モーゼの十戒」には、モーゼの言葉ではない言葉が入
っているという。
 また、モーゼの言った言葉は、ほんの一言・二言で、
 その言葉に、後の人たちが、書き加えたり、削ったりと
やってきた。
 びっくりするぐらいに長いものもある。
 最近、「魔女は生かしておいてはならない」を言わない
ことが多い。
 あまりにも、酷(ひど)こと、まずいことと感じている
からなのだろう。
 最近、キリスト教は逆に魔女観念を美しく見せる様な活
動をしている。
 過去に、実に多くの女性が殺されたが、これを「『負の
人類の遺産』として大切にしなければならない」のに、
 また、そうして差し上げねば、キリスト教に殺された、
あまたの女性が浮かばれないのに。
 魔女を安易に扱うことは慎(つつ)まなければならない。
 やはり、「モーゼの十戒」のこの部分は、宣教上、現代
では、当然、受け入れられないので削っているのだろう。
 モーゼの宣教の心と、当然、変わって対応しているとい
う現代、モーゼの精神とは違っている。
 「モーゼの十戒」が、現代の指針となっていないことを
示す1例。
 キリスト教は、この1例が示す様に、すべてで、カメレオ
ンの如くに変わっている。
 例えば、また1例をあげれば、第10項の「あなたは隣人
の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はした
め、牛、ロバ、また、すべて隣人のものをむさぼってはな
らない」。これが変わっている。
 「『隣人の妻』をむさぼる」は浮気の行為。この行為の
戒(いまし)めが恰好悪いと感じたのか、
 「隣人の妻」以下をカットして表示される場合が、ほと
んどとなっている。
 人前に出せないというところ、この削除も、経時の劣化
(時とともに劣化・劣った)その戒めを見せない様にして
いる行為。
 「しもべ・はしため」も「浮気対象のむさぼり」が含ま
れる。
 当時は、現代では想像ができないくらいに社会が乱れて
いた。
 また、宗教自体が、現代の倫理観ではびっくりするくら
いな破廉恥な状況だった。(エルサレム神殿に娼婦・娼夫
がいるとか、一生に一度は、町の普通の民の女性も、神殿
で、見ず知らずの男に、身を任せなければならないとかを、
神から強要されていたとか・・など)。
 「モーゼの十戒」は、あまりにも社会が乱れているので
神の言葉として出た。
 そうしなければ人々が守らない状況でもあったから。
 第7項の「姦淫してはならない」も、然(しか)り。
 社会のあまりにも酷(ひど)い乱れを映している。
 この様な、余りにも乱れに乱れている社会への戒を、こ
の現代に持って来ようというのは、TPO的にも「アウト」。
 まったく、ずれております。
 「モーゼの十戒」から、現代社会に、何か役に立つ話が
出て来るのか?
 「何もないでしょ」。
 宣教の理由は、何もないでしょう。
 第6項の、「殺してはならない」も最悪。
 あえて、言われるまでもないこと。
 この「モーセ十戒」も、他のキリスト教の資料と同じ
く、後世の人たちが色々といじくっているが、
 付けくわえたりしてきているが、
 第4項の「安息日の戒」も酷い状況になっている。
 あまりにも長すぎる。
 一目でモーゼではないと分かる。
 「安息日を覚えて、これを聖とせよ。6日のあいだ働い
てあなたのすべてのわざをせよ。7日目はあなたの神、主
の安息であるから、あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、
はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人も
そうである。主は6日のうちに、天と地と海と、その中の
すべてのものを造って、7日目に休まれたからである。そ
れで主は安息日を祝福して・・(あまりに長いので略す)。
 これは、500〜700年後に付け加えられたことがはっき
りしている。以下、略す。経時劣化をしています。
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 (参考)経時劣化(けいじれっか)=経年劣化。けいね
ん‐れっか〔‐レツクワ〕【経年劣化】.[名](スル)年月が
経つうちに製品の品質・性能が低下すること。
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  (詳しくは、以下のブログへ)
URL: http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009 /
URL: http://32983602.at.webry.info/