国家百年の大計の知的戦略を・・

 題:国家100年の大計の知的戦略を・・
...(真を求めて、皆様と共に幸せになりたい)
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 (読売新聞、2013・8・7)によると、
 安倍政権が、今年度から、東大や京大など、22の大学や
研究機関に、計64億円の研究支援費を、新たに配分するこ
とを決めたという。
 大変、結構なことをして戴いたと感じる。
 大学の国際競争力を高めるのに欠かせない知的戦略など、
 主に研究支援を担う人材を配置する資金で、各大学・機
関に、年間2〜4億円を、10年間に渡り配分する・・と、あ
る。
 この重点配分も「ぴったり」である。
 特許など、知的財産の、この部分を強くする必要性が、
日本にはあった。
 それでなくても、そこへ新たな資金を投入する必要性は、
今後ますます増大していく。
 新たな知恵・知的財産が、日本で生まれても、
 折角の『打ち出の小槌(こづち)』が、
 この部分が薄弱では、
 日本が、折角、先発明しても、
 肝心の特許権などの知的財産などが、
 他国へ持って行かれる。
 これでは、投入した投資資金も戻らず、
 また、国も富まない。
 それでなくても、iPS細胞の場合の様に、一生懸命、日本
の担当の方々が努力していても、
 アメリカの様に、びっくりするくらいの巨大な資金を投
入し、行く先々の特許などを押さえる事もされている。
 大いに、知的財産戦略の参謀部分に、資金を投入して戴
きたいものである。
 この部門の強化が『肝心なところ』、『要のところ』な
のである。
 新聞によると、研究で、一定以上の成果をあげている全
国27の大学・機関から選んだという。
 これも最適である。
 先の政権の様に、国防予算に匹敵するような巨大な資金
を投入しようとしたが、研究をちょっとかじった輩も恩恵
にあずかれるという策では、資金に群がる連中も多く出現
するだろうことは明らかだった。
 国民の税金の無駄t無駄遣いであった。
 「実績をまず作りなさい」の今回の策は適切です。
 そして、新聞では、最大の年間4億円の配分を受けるのは、
東大、京大、東北大、名古屋大。
 筑波大、早稲田大、自然科学研究機構など12の大学・機
関には3億円、
 北海道大など6大学にも2億円がそれぞれ配分されるとあ
る。
 そして、5年後に中間評価を行ない、
 成果が不十分な大学への支援を打ち切ったり、支援額を
見直したりするという。
 まったくこれも素晴らしいと感じる。成果優先主義OK。
 過去のこの類いの評価は、甘かった感がする。
 極端に言えば、研究支援費目当てに、作られた研究もあ
った様に感じる。
 資金を与えっぱなしにしないことが大切。
 そして、成果が上がって良いところには、「相手がびっ
くりするくらいの資金も出す」という様な裁量を取って戴
きたい。
 また、新聞には、使い道について、大学側の裁量も認め
る方針としている。
 これも素晴らしい。
 研究というのは「アイデア一つで180度、変わる時もあ
る」。
 柔軟な、臨機応変に、適切に、タイムリーに資金を振り
向けて行きたいのだ。
 そして、新聞は、国際共同研究を進める人材や、海外の
優れた人材を確保するための年俸制の導入などを提案して
いる大学もあるとある。
 これも大切なことだ。
 日本の大切な頭脳が、アメリカなどへ流出することを嘆
いていることが多かったが、
 日本への外国の優秀な『頭脳の流入』に意を砕いて行か
ねばならない。
 「シンガポールの目覚ましい発展は、ここに『キーポイ
ント』がある」。
 シンガポールは、世界の頭脳を集めたところに発展の基
がある。
 ここの戦略も、国家100年の大計の視点で、しっかりや
って行って戴きたい。
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