活力ある日本を、未来の子供たちへ手渡すために・・・

題:活力ある日本を、未来の子供たちへ手渡すために・・・
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 (読売新聞2013・2・21)の「医療革新」は良い記事でした。
 この中に日本の活性化の素材があります。
 記事内容は、2011年に亡くなられた人工心臓の研究で著名な
桜井靖久東京女子医大名誉教授の遺品を整理していた時に、
 岡野光夫・同大先端生命科学研究所所長は、恩師である桜井
教授の研究室から見つかった古い絵を見て驚嘆したとの事。
 それは、今・現在、活躍する「米国製の医療の手術ロボット
『ダビンチ』とそっくりだったからとの事。
 今・世界で実績が上がって脚光を浴びている医療技術との事。
 それも、桜井教授が絵を作成したのは1970年代末との事。
 今から約40年前である。
 その医療ロボットの部品には、日本製のものが多く使われて
いるとの事。
 まったく、おしい話である。
 記事でも「折角のビジネスチャンスを逃している」と記して
いるが、まったくその通り。
 日本の活性化の為にも、是非、日本の技術のものにしたかっ
た。
 この様な事は多いと予測される。
 経験からも言える。
 ここについて、特許庁に骨を折って貰わなければならないと
考える。
 つまり、今、特許庁は「アイデアが出願された以後の業務を
されています」が、(これで良いのですが)、特許庁に「出願
以前の業務」を出願以後の業務と同じ比重で、「新たな業務と
して」やって戴きたいと思います。
 たぶん、桜井教授は「良いアイデアだからこそ埋もれさせた
くない」という気持から、国際会議などでアメリカに行った折
に、これはというアメリカの研究者に話をした可能性はあると
思います。
 それは、社会の発展に寄与したいと常に考えている研究者に
は良く見られる行動です。
 桜井先生の構想がどのレベルまで達していたかは分かりませ
んが、実現可能性が高い「グッドアイデア」ほど埋もれさせて
しまうのは勿体ないと、他の研究者に話をされる可能性は高い
です。
 故に、この点について、特許庁の骨を折って戴きたいのです。
 新たな組織を特許庁の中にしっかり作り、人員と予算を十分
配分して戴きたいのです。
 まず、特許庁は、日本の大切な重要な研究者に啓蒙する仕事
が生まれます。
 「日本の活力を生み出すため『あなた方のアイデアは日本の
技術になる様にご協力ください』と。
 なかなか、啓蒙は行き渡らないものです。
 地道な息の長い、常時の仕事になります。
 しかし、これが大切なのです。
 『日本の技術とする』というところを、『本当に心から理解
してもらうこと』が大切です。
 常に、研究者と接する大切さです。
 次が「そのアイデアの受け皿」です。
 ここには官民の組織のネットワークが出来ていると素晴らし
いと思います。
 ここに開発銀行やベンチャー企業も参画し、また、育って行
くと考えます。
 研究も最終に至り、特許出願の話も出て、ここで出願の戦略
などに特許庁が参画し、指導し、特許出願の特許庁の指導があ
れば素晴らしいと思います。
 啓蒙は、特に、大変な仕事になると思いますが是非しっかり
やって戴きたいと思います。
 この時に、新たな「グッドアイデア」の掘り起こしもできま
す。