合法的に弱者を食い物にする。

 題:合法的に弱者を食い物にする
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教国のアメリカは、
 『貧富の差』・格差が進み、拡大が進んでいる。
 その増えて行く弱者は、更に蝕まれ、食い物にされてい
る。
 人間らしく生きる生存権を奪われ、その挙句、使い捨て
にされて行く。
 その格差社会の底辺に居る方たちが、ビジネスのターゲ
ットとされた。
 その低所得ゆえに、その方たちは、クレジットカードも
持てない、手にした事がないという人々であった。
 この方たちが、『ハゲタカ』と蔑(さげす)まれたビジ
ネス資本のターゲットとして狙われた。
 世界を震撼させた「サブプライムローン問題」の始まり
だった。
 その行為への蔑みから「貧困ビジネス」の言葉が、世に
生まれ、流布した。
 過激な市場原理の渦の中に、その「経済的弱者」の方々
が餌食(えじき)となって、食い物となった。
 保護されるべき方々が食い物にされた、非情なキリスト
教国アメリカだった。
 アメリカの住宅ブームが、勢いを失い始めた頃、
 アメリカ資本が、新たに眼を付けたターゲットは、
 増え続ける不法移民・密入国者や低所得者の方々だった。
 英語の出来ないヒスパニック系の方々や、メキシコから
流入した方々などだった。
 あまりきちんと説明などせずに契約をさせられるケース
が、非常に多いという非人道的状況だった。
 また、同じ所得レベルでも『白人より3割から4割も高い
利率』にするという『悪だくみ』までやった。
 契約には、最初は利率が低く書かれていた。
 しかし、2年〜3年の間はその利率でも、その後、利率が
急に跳ね上がるというシステムだった。
 一家は必死に返済を続けた。
 しかし、躓(つまづ)く人たちが出始めた。
 その様な方たちは、続出し始めて行った。
 「返済が厳しい時は、利払いにもならない額でもいい」
・・と、言われていた。
 しかし、その払いきれない分は、「そっくり元本に」組
み入れられた。
 返済額が、雪だるまの様に増え続けて行った。
 必死に返済をしたが、気が付いた時は、もう手遅れの状
態だった。
 びっしり書かれた契約書は、まったく分からないという
人々・状態だった。
 「払えなくなったら金利の安いローンも用意されてます
よ」・・と言われ、借り換えも出来るというその甘言(か
んげん)も、支払いの破綻が増えると共に、住宅価格が下
落し、担保価値も下落し、空手形状態、実施されない状態
となった。
 膨大な借金だけが残った。
 アメリカ資本が起こした、合法的に仕組まれた罠(わな)
だった。
 以前の苦しかった時より、更に、苦しい底辺へと転がり
落ちて行った。
 もう人生、二度と這いあがる事も出来ないという状況、
地獄の世界に落ちて行った。
 仕掛けた者は、儲けを懐(ふところ)にしていた。
 その者たちは、リスク(危険負担)から逃れる手(責任
逃れ)も打っていた。
 「サブプライム担保証券」として、世界に売り出した。
 利回りが良かったので、儲かると思った世界の資本が買
った。
 特に、銀行が買った。
 リスク分散が、キリスト教国・アメリカの思惑通りに
達成した。
 破綻時のリスクは、アメリカから世界へとなった。
 アメリカの中流階級の消費率が飽和状態になった時、
 次のマーケットとして低所得層を狙ったこのシステムは、
 低所得者のむしり取りのハゲタカの如くだった。
 リスクも予想できない弱者を食い物にし、
 そして、同じくリスクを世界へも節操なく分散した。
 TPPが今、アメリカの旗振りで行なわれているが、その
触手は、主に日本がターゲットとなって、秘密裏に話が進
んでいる。
 日本の勤勉に蓄積したものが、「隣の芝生」の様に見え
たという図となっている。
 やはり、アメリカとの経済条約(北米自由貿易協定)で、
 メキシコで破綻したトウモロコシ農民は、
 農業放棄し、仕方なくアメリカへ生存を求めて密入国
た。その様な悪結果があった条約だった。
 今、日本と、反対を恐れての秘密会議の形態で、すべて
が秘密裏に進んでいる会議(TPP)はアンフェアな、
 健全な社会からほど遠い会議の進め方で、今、進行中。
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 (参考)北米自由貿易協定(ほくべいじゆうぼうえきき
ょうてい、英語:North American Free Trade Agreeme
nt、頭字語:NAFTA)は、カナダ、メキシコとアメリカ合
衆国によって署名され、北アメリカにおいて3か国による
貿易圏を生み出した自由貿易協定である。1992年12月17
日に署名され、1994年1月1日に発効した。
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     (詳しくは、以下のブログへ)
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