(増補版)445E2/3:1/3:気になった事柄を集めた年表(1887年2月〜1887年3月)
題:(増補版)445E2/3:1/3:気になった事柄を集めた年表(1887年2月〜1887年3月)
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
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1887年2月8日:逓信省全般の徽章を「T」字形とすると発
表した。
2月19日、「T」は「〒」の誤植と訂正した(2月14日
説あり)
逓信省は、2月8日に、郵便マークに「テ」を定めるが、
外国では料金未払いの意味だと判り、まもなく「〒」と
改めた。
この「〒」マークは、日本国独自のものであり、日本
国外では使用できない。
因みに、1871年6月7日(明治4年4月20日)に、日本の
郵便事業が始まった。
当初は、特に定められた徽章はなかった。
ただ、「郵便」の文字だけでだった。
1877年(明治10年)頃から、大きな赤丸(「日の丸」
的な徽章)に太い横線を重ねた赤い「丸に一引き」が郵
便マークとして用いられ始めた。
1884年(明治17年)6月23日、太政官布達第15号により、
正式に「郵便徽章」と定められた。
1887年(明治20年)に、「〒」が、逓信省の徽章に定
められた際、この郵便徽章は自然消滅に属するとされた。
1885年(明治18年)郵便等の所管官庁として、逓信省
が創設された。
1887年2月13日、東京綿商社(のちの鐘淵紡績)が開業した。
この時に、東京府南葛飾郡隅田村の通称:鐘ヶ淵(現:
東京都墨田区墨田。墨堤通り沿い)に、東京綿商社とし
て創立され、紡績会社として創業した。
紡績工場は、1889年に完成した。
すでに、大阪紡績は、錘数1万0500錘で、動力源として
蒸気機関を導入するなど大規模で、また、近代的なもの
であり、当初から好業績を記録し、規模を拡大していた。
これに刺激されて、1886年に、三重紡績(東洋紡績の前
身)が設立され、
1887年に、この東京綿商社(現:鐘紡)の大規模紡績会
社が相次いで設立された。
国内生産力は、大幅に増加した。
しかし、この結果、綿製品は、供給過剰に陥り、
1890年に、綿紡績業は、初の不況を経験することとな
った。
この1890年には、早くも輸入綿糸を上回った。
また、この頃から、最新式のリング精紡機が、ミュー
ル精紡機に代わって中心となり、生産性が高まり、また、
女工比率も上昇した。
1887年2月15日、民友社創業され、『国民之友』が創刊され
た。
主宰:徳富蘇峰が、民友社を興し、雑誌「国民の友」
が創刊された。
1887年2月、彫刻競技会が、東京彫工会と改名した。
江戸時代には、仏師や宮彫大工、人形師はいたが、彫
刻家は存在しなかった。
作られるのは欄間(らんま)であり、木版の版木だっ
た。
草分け的な彫刻家として登場したのが、高村光雲だっ
た。
東京浅草に生まれた高村光雲(本名:中島光蔵)は、
奉公に出て働くその時、偶然から大仏師の高村東雲を奉
公先に決まった。
めきめき腕を上げた光蔵は、年季が明けた時、師は、
光蔵に「光雲」の号を贈った。
才に恵まれた弟子への愛情だった。
そして、近代彫刻科としての歩みを始めた。
明治初年の廃仏毀釈は、仏像の需要を減らしたのみな
らず、貴重な仏像仏具が二束三文で外国人に叩き売られ、
その上、金銀荘厳だけ剥がされて薪のごとく燃やされ
るという惨状を生んだ。
仏師や宮彫大工の仕事も激減し、彫物職人たちは生計
を輸出工芸品に頼らざるを得なかった。
この様な時に、生活を求める中、この時代に一世を風
靡したのが「牙彫(げぼり)」=象牙彫刻であった。
光雲は、木彫一筋を通した。数えるほどの人だった。
この様な牙彫家にも、「谷中派」の職人と、彫刻を志
す「彫刻競技会」の二派があった。・・しかし・・、
1887年(明治20年)光雲は、後者の彫刻協議会の派と、
「東京彫工会」を結成した。
以後、光雲は、この東京彫工会や、日本美術協会に、
作品を発表した。
1887年3月14日、 明治天皇陛下が、海防の整備のために、
海防に関する詔勅とともに御手許金30万円を下賜された。
1887年3月20日、伊藤博文、柳原前光、井上毅、伊東巳代治
ら、皇室典範、皇族条例草案を検討する。
1887年3月23日、所得税法を公布した。
日本の所得税法は、この時に導入された。
導入の当初は、所得金額300円以上の高額所得者のみを
納税義務者としていた。
そのため、この税を、名誉税と呼んだ。
税率は最大3%で、税収に占める割合は僅かだった。
しかし、酒税と地租以外、有力な税収を持たない明治
政府にとって、将来的には、公平な負担をもたらす有力
な税収になるとして期待されていた。
帝国議会制定前に制定されたので、大日本帝国憲法制
定後は、大日本帝国憲法第63条が適用された。
1899年、法人所得を第一種所得として課税するように
なった。
1887年3月23日、海防整備費用の献金を、府県知事に訓示し、
地方有志から集めた。
1887年3月23日、陸軍で初めて「伝書鳩」を飼育した。
陸軍が、東京と静岡県久能山の間を使って伝書鳩の実
験を行い成功した。
1887年3月、清国水兵事件が北京に移された。
1886年8月に起きた「清国水兵事件」の事件調べが、清
国の北京に移された。
後に、東京での、井上外務大臣と徐清国公使との会談
で和議が成立した。
「関係者はそれぞれの国の法律で処理する。双方の死
傷者に対し、互いに弔慰金、見舞い金を送る」
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(今日の言葉)
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最近の新聞記事から・・「切り抜き」・・
ディグニティー:威厳。尊厳。また、品位。気品は・・どこにあるのか?
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題(その1):アメリカの「核の傘」は・・?
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2016年10月21日、アメリカの『核の傘』理論
(読売新聞、2016・10・21)に以下の記事があった。
それは、アメリカの『核の傘』に疑念を持ったところ
から発した事柄だった。
それは、もっともな面もあった。
アメリカ大統領候補のトランプ氏が言った・・、
「もう、アメリカは、日本の安全保障の責任はとれな
い、日本に原爆を持たせてもよいではないか」・・とい
う主旨の発言しているが、この様な発言も影響している
とも考えられる。
・・以下は、その新聞の内容・・、
見出し:米韓「核の傘」強化合意
2プラス2 次官級の「戦略協議」新設
米韓両政府は19日、ワシントンで外務・防衛閣僚会合
(2プラス2)を開き、
在韓米軍へのミサイル防衛システム「最終段階高高度
地域防衛(THAAD)」配備をできるだけ早期に行う
方針で一致した。
「核の傘」などの拡大抑止強化を議論するため、次官
級による「戦略協議」の新設も決めた。
会合には、米国のケリー国務長官とカーター国防長官、
韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相と韓民求(ハンミン
グ)国防相が出席した。
北朝鮮の核兵器開発が完成に近づいていることを受け、
韓国は、米国に対し、有事に核兵器の使用も辞さない
方針を示して、北朝鮮の核兵器使用を自制させる「核の
傘」を含めた拡大抑止の強化を求めた。
カーター氏は、会談で、「米国の韓国防衛への関与は
揺(ゆ)るぎないものだ」と述べた上で、
「米国の関与は、米軍のすべての兵器体系で保障され
た拡大抑止の提供を含む」と強調した。
米韓が、拡大抑止の強化で合意したのは、韓国内で高
まっている「核武装論」の沈静化を図る意図もある。
ケリー氏は、会談の後の記者会見で、北朝鮮の核ミサ
イル開発について、
「米国の次期大統領に誰がなろうとも、非常に集中し
て取り組むべき課題となる」と述べ、
米新政権の重要な外交課題になるとの認識を示した。
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題(その2):最近の韓国経済・・、
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2016年9月23日、韓国の最大の海運会社が倒産
(読売新聞、2016年9月23日)によると、
韓国の海運会社が破綻(はたん)し、物流が大混乱し
ているという。
コンテナ量で世界7位の韓進海運が・・、
8月31日、ソウル中央地裁に法定管理(日本の会社更生
法に相当)を申請した。
負債総額は、約4500億円。
各地の港湾当局や荷役業者が、燃料費や荷役料の滞納
を恐れ、荷降ろしや出入港を拒否した。
韓国最大の海運会社で、貨物船が立ち往生し、世界的
な物流の混乱は、少なくとも2ヶ月〜3か月間、続く見通
し。
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題(その3):世界中の制海権が欲しい・・、
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2016年10月1日、(読売新聞、2016年10月1日)に・・、
「中国『海洋強国』急速に」
「国産空母、周辺国威圧」
「アメリカに対抗」・・とあった。
内容:
中国軍が、丁寧省大連で建造する国産初の空母は、
中国の習近平政権が、野心的な「海洋強国」建設を急
ピッチで進めている事を改めて示した。(中略)、
この空母の建造は、昨年初め頃に始まった。
中国国防相は、昨年末に、建造を公式に認めた。
排水量は、空母としては小型の5万トン級、
原子力ではなく、通常動力を採用していると説明した。
(中略)、
習政権は、「2020年までに、空母戦闘群を3個編成にす
る」との目標を掲げているとされる。
中国が、10隻以上の空母を保有して、世界中の「制海
権」を握るアメリカに対抗し、周辺国を軍事力で威圧す
る狙いだ。
公式発表はないが、3隻目の空母も、上海で建造中との
情報がある。
軍事関係筋は、「中国軍の初期目標は、南シナ海と東
シナ海への空母の展開」と見る・・(後略)
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余談:「アメリゴ」という言葉の意味に「ウソをつく
人」という意味がある・・
また、アメリカの語源は、「嘘吐き」とある・・
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題(その4):中国が、人民元の札をどんどん刷り始めるか・・?
すでにやっているのか・・?
ならば、やりたいことは何でもできることになる・・?
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2016年10月2日、(読売新聞、2016年10月2日)に・・、
中国の人民元が、国際的な主要通貨に加わった。
今・現在、その「主要5通貨」は・・、
米ドル (42.5%)、
ユーロ (30.2%)、
英ポンド( 7.5%)、
日本円 ( 3.4%)、
人民元 ( 1.9%)、
国際通貨基金(IMF)が特別引き出し権(SDR)
の構成通貨に人民元を加えたことで、
中国が目指す「人民元の国際化」に一歩前進した。
一方、国内総生産(GDP)で、世界2位の経済大国と
なった中国には、国際金融市場での存在感に見合った責
任を果たすことも求められる。
しかし、国際化へ問われる改革・・、中国は2020年を
めどに人民元相場を自由化する方針を示しているが、
市場では「今のペースでは難しい」との見方が大勢だ。
むしろ、「改革が後退している」との声も上がる。
中国では・・(以下、略)
..
(詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
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http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
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