臨時ブログ:コンクリート(今日は、固いコンクリートの話です)

臨時ブログ:コンクリート(今日は、固いコンクリートの話です)
...(真を求めて、皆様とともに幸せになりたい・・日記・雑感)
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  コンクリート
  コンクリートは、砂利と、砂と、セメントに、水を入
 れながら混ぜ、こねて作られます。
  混ぜ、そして、こねると「ドロドロしたもの」になり、
 この水を入れた時点から、セメントと水は反応(化学反
 応)を始める。
  だから、水を入れて混ぜ始め、そして、その混錬が終
 わったら、なるべく早く型に入れる必要がある。
  型に入れるのが遅くなれば、なるほど、コンクリート
 の品質は低下する。
  コンクリートは、ドロドロしているから、どの様な型
 にも、当然、入る。
  だから、好きな形に、ものを作ることが出来る。
  型に入ったコンクリートは、熱を出しながら固まって
 行く。
  だから、建物や、橋や、トンネルなどを作ることが出
 来る。
  気温が低いと固まらない、または、固まりが不十分に
 なる。
  だから、北海道の様な、極寒の地の冬は、特に、大量
 の灯油を燃やし・・温める。
  東京でも、厳しい低温が予想されれば温める。
  この様にして、その化学反応を進め、固まらせて、強
 度を出させる。
  そして、日が経ち、過ぎて行くと強度が出て来る。
  強度が出て来れば、皆さまを支えることが出来る構造
 躯体になることが出来る。
  そこに、家具や机や機器や、好きなものを入れられる。
  楽しい住宅になったり、楽しい買い物ができるショッ
 ピング・センターになったり、好きな所へ早く行くこと
 が出来る高速道路になったり、
  楽しい家族旅行が快適に行けるトンネルや、新幹線を
 走らせられたりする。
  これらの事を実現させてくれている『コンクリート』。
  昔は、この様な、命や暮らしを支えてくれるものに、
 感謝し、祈ったものだ。
  物だけでなく、それを実現させてくれた道具や機械、
 あらゆる、すべてのものに、感謝の気持ちを捧(ささ)
 げた。
  その様な感謝の気持ちの中に、暮らして行くことが大
 事だった、そして、大切だった。
  今は、それがない。
  素晴らしい素材=コンクリート
  この素晴らしいコンクリートを成り立たせているのが、
 「砂利」「砂」「セメント」「水」。
  この素材が、今、「ピンチ」です。
  良質な素材は、既に、『枯渇』しました。
  この様な意味からも、出来たものは、出来上がったも
 のは、大切にしなければなりません。
  安易に、NHKの様に、「建物は○○年、橋は△△年」
 と放送し、
  また、NHKの近所の「子供の城は壊す事になりまし
 た」などとニュースにならないニュースを放送して、洗
 脳する、マインド・コントロールする事は、「社会悪」
 です。
  使い続けることが出来る建物・社会資本の見本が、上
 野の前川国夫の「文化会館」です、そして、ル・コルビ
 ュジェの国立西洋美術館です。
  国立西洋美術館は、世界遺産に登録して、『永久』に
 使って行こうとしています。
  この姿勢でなければなりません、この姿勢が正しいの
 です。
  武甲山は無くなりました。
  急に、この様に言われても、何の事かが、お分かりに
 ならないと思います。
  ここが、「セメント」の古里なのです。
  武甲山は、無くなりました。
  関東地方のセメントは、この武甲山の山を削って作っ
 ています。
  山野草の図鑑を見ると、武甲山に生えているという記
 述の希少な植物がありますが、
  その消息が、心配なほど武甲山は、そのほとんどを無
 くしました。
  埼玉県秩父にある武甲山
  登山ガイド・ブックのブルー・ガイドブックスにも掲
 載された登山できる山・武甲山は、今は、ありません。
  皆、東京や、その近県の、建物や橋や、トンネルや高
 速道路などなどに、なってしまいました。
  かつて、山男が、足の下に踏み固めた道はありません、
 山は、今は、ありません。
  この様な状況からも、出来上がったものに感謝し、大
 切にして行かなければなりません。
  武甲山は・・あと、半分です。
  アフリカの川鰻(かわうなぎ)。
  この希少な川鰻まで食べてしまおうという日本人。
  次世代の方々に残せ、飢えているアフリカの方々のた
 めに残せ・・、
  飢えているアフリカの方々が、食べられるくらいの量
 の食べ物を捨てている日本人。
  物は、何でも大切にしなさい。
  ベニヤ板で、熱帯雨林を「はげ山」にしている日本人。
  このベニヤ板で建物の型が作られている。
  そして、コンクリートを作っている砂利の話。
  川の砂利は、角がとがってなく、丸く、コンクリート
 の骨材(こつざい)として使うのに適している。
  しかし、川の砂利の採取をすると川底が下がり、川が
 深くなる。
  その結果、川に設けられた橋の基礎が露出して来た。
  ひどい橋は、その基礎の下の杭まで現れ、出て来てし
 まう状態となった。
  杭は、上からの重い荷重を支えるためで、この上から
 の方向の力には強いが、横からの力には弱い。
  その橋に、電車が走ったり、自動車が走ったり、振動
 が、その横からの振動が杭に加わり、そしてまた、加え
 続けられたりすると劣化し、品質が低下したり、
  また、地震で橋が揺らされて、杭にその横揺れの力が
 加わったりすると、横の力に弱い杭は、折れたりする恐
 れがある、その心配があった。
  それらの悪現象が出るまで、川の砂利が取り続けられ
 た。
  それで、採取禁止になると・・、
  川の岸、川岸を掘って、川砂利を取った。
  深い大きな穴・「砂利穴」が出来た。
  その砂利穴は、浅瀬が無く、急な斜面の穴なので、子
 供たちが落ちやすく、
  岸へ上りずらい、「アリ地獄」のような状態の為、子
 供たちが、よく転げ落ちて溺(おぼ)れ死んだ。
  多くの子供たちが、この罠の様な、コロコロすべる砂
 利の岸から転げ落ちた。
  アリ地獄のような砂利穴に落ちておぼれ死んだ。
  皆が行く、子供もよく行く、川に仕掛けられた、あた
 かも罠のような状況だった。
  川砂利は、この様な、犠牲となってしまう子供たちが
 出る状況において、供給された。
  そして、その子供の命の入った砂利で作ったコンクリ
 ートで、都市の建物などが建設された。
  亡くなった子供たちの事などへ、思いがおよばずに、
 出来上がった、新築なった建物へ入居した。
  そこに、皆の笑顔があった。
  だが、陰で泣いている、亡くなった子供さんと、その
 御両親、兄弟姉妹、親戚、近所の方々、学校の友達など
 など、多くの泣いている方々が居た。
  川砂利は枯渇して、この様な惨事まで生み出して、川
 砂利採取は禁止された。
  川砂。
  コンクリートを作るには砂も必要。
  川の砂は、常に、川の水で洗われていて、洗浄されて
 いて、コンクリートが嫌う不純物などが無く、良質だっ
 た。
  しかし、川砂利と同様の問題を起こした。
  また、その砂や砂利の洗浄水が川を汚染した。
  魚の遡上が問題となったりした。
  川砂採取も禁止で採れなくなった。
  そこで、やむなく、海の砂を使った。
  海砂は、塩分が含まれていた。
  これは、コンクリートに対して大問題だった。
  清浄な水を使って洗った。
  洗ってその塩分を取り去ろうとした。
  しかし、塩分は、そんなに簡単に取り切れるものでは
 ない。
  塩分が含有する、残る、その海砂で、コンクリート
 作られ、建設に使った。
  砂が無いので、やむを得なかった。
  塩分の入ったコンクリートが、世の中に供給された。
  そのコンクリートは、鉄筋を錆びさせた。
  それ故、海砂は、必死に洗浄された。
  コンクリートの強アルカリ性も鉄筋を錆びさせないよ
 うに働いた・・が、しかし、海砂は、川砂の様な最適な
 骨材ではなかった。
  そして、砂や砂利は、山にそれを求めて行く。
  ここにも問題があった。
  まだまだ言い足りない部分がありますが、この様な背
 景で、あまり関心が無かったでしょうコンクリートに、
 この様な背景があります。
  コンクリートは、非常に『貴重』なものなのです。
  NHKが煽って、世は、すぐ壊して、建て直すという
 風潮になっていますが、反社会的な行為です。
  社会資本は、しっかりメンテナンスして、しっかり大
 切に、使い切って行くのが、社会正義です。
(追伸)
  1936年に建設されて、80年が経過している国会議事堂
 が建て替えをしなくて、長く使っていて、
  その約半分のNHKが、何故、建て替えなければなら
 ないのだ。
  アメリカのエンパイアー・ステートビルなど、しっか
 り長く使っているビルは目白押しにある。
  参議院予算委員会で、自民党の二之湯さとし議員が、
 NHKに、ゴマをすって「50年、NHKは使ったから」
 と言って、NHKの建て替えを容認しましたが?
  根拠はまったくありません。
  NHKを管轄する総務大臣が、NHKへ、「視聴者の
 方々へ、建て替えについて誠実に説明する義務がありま
 す」と言われたが、NHKは、その説明責任を果たして
 いません。
  NHKは、耐震補強をしてお金をかけているならば、
 まだまだ、しっかり使用が出来ます。
  まだまだ大切に使って行って下さい。
..
 (詳しくは、以下のブログへ。そして、宜しければ、
        このブログを世界へ転送してください)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
または
  http://d.hatena.ne.jp/HACHI2009/archive