16歳で密入国したマリオは・・、17歳で

 題:16歳で密入国したマリオは・・、17歳で
...(悲惨な戦争をなくせないでしょうか)
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 TPPの様な、NAFTA(北米自由貿易協定)によっ
て、膨大な補助金に支えられた、安価な、アメリカ産のト
ウモロコシが、メキシコへ『大量に』流入した。
 今までの『3倍(300%)』という、びっくりする流入
の増加・変化だった。
 常識は、『はるかに超え』ている量だ。
 アメリカは、この様な事をする。
 たちどころに、メキシコのトウモロコシ農家は、あっけ
なく市場を奪われた。
 そして、メキシコのトウモロコシ農家は『駆逐された』。
 路頭に迷ったメキシコ農家の方々は・・、
 農地を売り、
 家族を連れて、
 アメリカに密入国した。
 関税が取り払われた『1994年だけ』でも、
 アメリカへ『密入国』する人が『70万人』を越えた。
 そして、更なる悲劇が起きた・・。
 1993年以降、アメリカ=メキシコ国境で、『3800人以
上』の密入国者が『命を落とした』。
 そして、そのうち1000人余りが、誰だかも不明な、墓標
もない墓に埋葬されているという。
 NAFTAで、自分がこの様な事になるとは、少しも思
いもしなかった方々であろう。
 真面目に、トウモロコシ栽培に勤(いそ)しむ、
 善良なメキシコのトウモロコシ農民が起こした行動=
 アメリカへの密入国
 アメリカは、電流の流れる国境フェンスを、『1220キロ
メートル』にわたって新たに作った。
 16歳で、メキシコから家族とともに、国境を越えて、密
入国したマリオ・ゴンザレスは、
 軍隊へ入隊した。
 そして、イラクの戦場へ送られた。
 メキシコから密入国して、マリオたち家族は、ニューヨ
ーク州のブロンクスに住んだ。
 住居は劣悪だった。
 トイレの水は、常に、溢(あふ)れ、
 ネズミやゴキブリは、年中、這いまわっていた。
 マリオは、職に就(つ)けない両親と、幼い兄弟たちを
支えるため、朝から晩まで働いた。
 しかし、マリオには、絶えず、まとわりついた恐怖があ
った。
 何かのタイミングで、メキシコに『強制送還』されてし
まうのではないかという恐怖だった。
 マリオは、永住権は手に入れる事はできたが、
 「市民権」は持っていなかった。
 だから、マリオには選挙権はなかった。
 何かの調子で、トラブルに巻き込まれ強制送還という事
は、あり得ることだった。
 実際、
 マリオの周りには、選挙権が付与される市民権を持って
いないため、様々な理由で、強制送還された仲間がたくさ
んいた。
 また、永住権では、まともな就職も、ままならなかった。
 マリオは、入隊と引き換えに市民権が出るという法律が、
ブッシュ政権が作ったのに応募した。
 新しい移民穂が成立した。
 マリオは、まだ17歳だった。
 家族を支えるためだった。
 その移民法は2002年に発表された。
 「戦地に送られるのが怖い」と言っていたマリオ。
 また、「3度の食事が確実に食べられるのがうれしい」と
言っていたマリオ。
 マリオに、「何ごとも、起きませんように」。
 2007年1月に、アメリカ政府が打ち出した「新しい移民
法」は、
 名前が『夢の法律2007』と言い、
 「ビザが、あろうが、なかろうが」
 「不法移民で、あろうが、なかろうが」、
 軍への入隊と引き換えに市民権を上げますという法律だ
った。
 毎年、8000人の『非アメリカ市民』が入隊した。
 アメリカには『75万人』の不法移民が居るという。
 また、この方法によってか? アメリカの議員に、「も
っと、アメリカは、国外から兵士を勧誘すべきだ」と発言
する者も居るという。
 また、調査によると、
 アメリカ国内の16歳〜21歳のヒスパニック系男子の45%、
女性の31%が、
 「数年以内に入隊したい」と答えたという。
 これは、
 同じ年齢層の白人男性の24%の(88%増し)、そして、
白人女性の10%の(3倍、300%)という数字になってい
る。
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   (詳しくは、以下のブログへ)
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