排日移民法のころの・・話

 題:排日移民法のころの・・話
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 1924年7月1日、アメリカで『排日移民法』が成立した。
 この法律で、日本人は、アメリカへ渡航できなくなった
 が・・、
 この時まで、アメリカへ移民できた日本人は、20世紀初
頭から、同じ時期に、アメリカへ渡ったヨーロッパ人の人
数の1ヶ月分にもおよばないという僅(わず)かな数だった。
 日本人は、2世の方々を入れても、アメリカの総人口の
0.1%という僅かな人数だった。
 しかし、アメリカの排日論者たちは、日本人が、大群と
なってやって来たと騒ぎ、西海岸を支配し、白人を追い出
すと叫んだ。
 新聞は、センセーショナルな日本叩きを行った。
 アメリカ議会の上院では、新聞社主のマクラーチーが、
日本からの移民を禁止しないと、アメリカは、日本のある
一つの州にされてしまうと、大げさな、偏向演説をした。
 また、日系人の「倹約と努力」が批判された。
 キリスト教に偏するNHKが「頑張るな」のキリスト教
徒の鎌田實氏を常に使って、キャンペーン放送をし続けた
が、このアメリカの嫌悪反応と同じ行為・放送をした。
 また、当時、キリスト教徒の新渡戸稲造は、この不法な
アメリカの移民排斥法に対して、アメリカの「肩を持ち」、
 「日本自身が改善しなければならない」と言った。
 日本の・・どこが悪いのだろか?
 新渡戸は、アメリカのウィルソン大統領と同級生だった。
 また、キリスト教国は素晴らしいという先入観の持ち主
でもあった、その様な、洗脳された意識の持ち主だった。
 ウィルソンを人道主義の闘士という理想化したどうしよ
うもない意識と、アメリカは、理想社会なのだの盲信意識
であった。
 また、日本は未発達なのだからの劣等意識でもあった。
 アメリカの文明は素晴らしいの盲信、そして、「悪いの
は日本人自身だ。自己反省すべきだ」と言った。
 識者は、「自虐的で、どうしようもないものの見えなさ
だ」と批判した。
 日本人労働者の労働の質の高さがあった。
 しかし、移民の方々は、「だらしない格好」だとか、「
みっともない姿」をしているから賤民(せんみん)あつか
いされるのだ・・の、自虐的な自国民蔑視だった。
 アメリカ人の排日論者の汚ない発言の口移し(くちうつ
し)でもあった。
 文明の光が、アメリカとヨーロッパにあるという見方だ
った。
 キリスト教に偏するNHKも、「世界遺産」という名前
の番組を良く放送したが、世界遺産なんて名前ばかりで、
ヨーロッパのキリスト教国ばかりを放送した。
 番組名を「キリスト教国遺産」と変えたほうが良いくら
いのキリスト教に偏した放送で、教会の場面が多く、何だ
かんだとキリスト教に偏した放送だった。
 反動の、日本への自己劣等視と無視となっている。
 日本には、1例をあげれば、坂本竜馬を生んだ地には、
 江戸時代に、既に、民主主義が根付いた社会があった。
 この環境が、竜馬を生んでいた。
 日本には、明治維新以前から、既に、民主主義を経験す
る社会が・・存在していた。
 民主主義は、何も、明治維新になって、欧米から学んだ
目新しい思想ではなかった。
 また、東洋には、紀元以前から、とうの昔から、民主主
義社会が存在していた。
 インドのブッダが民主主義国のヴァッジ国が好きだった
という史実もある。
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 (参考):ヴァッジ国について、「ヴァッジ・サンガ」
  と呼ばれた代表議会の議長を持ち、また、各地方から
  の代表者から成り、国政を取り仕切っていた・・と、
  そして、サンターガーラと呼ばれる集会堂(議事堂)
  を中心とした政治体制は仏教徒の賞賛するところであ
  ったという説明文も見られる。
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 (詳しくは、以下のブログへ)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009