『皆様を幸せにしたいという心』が、本当に、存在しているのだろうか?

 題:『皆様を幸せにしたいという心』が、本当に、存在しているのだろうか?
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教は、ユダヤ教の『正典』を・・頂戴した。
 古代の話である。
 ユダヤ教から破門されたので、『聖典』としてスタート
せざるを得ないという事情もあった。
 そして、旧約だという位置付けにするわけだが、つまり、
正典ではないと言った。
 『古い聖典』であるとした。
 当然、ユダヤ教は怒っている。
 貴方だって、同じことをされたら、怒ると思います。
 つまり、貴方の信じていることを、「古いんだよ」と言
われたら・・。
 「それは古い・・今はそんな考えではないよ」と言われ
たら。
 キリスト教には、キリスト教の理由、破門されたから、
そうやって行かなければならない事情があったのだろうが、
 破門されたくなかったところを、破門されたので、そう
した。そして、ユダヤ教の方々が信じていて「正典」とし
ているものを、古い契約だ、もう古いのだと、旧約だとし
て・・破門の憂(う)さを晴らしたという図となっている。
 そして、その旧約に対して、通用するのは新約だ、「新
約がある」とした。
 そして、イエスの刑死の時に、新たに神と契約をしたの
だとした。
 そして、その「新約聖書」には、イエスが神へ・・
 「なぜ、私をお見捨てになったのですか?」・・と叫ん
でいる。
 その事が・・記されている。
 イエスが、『神から見捨てられたと思っている時』にで
ある。
 まったく、契約という状況の必然性が薄い状況にである。
 キリスト教は、ヨーロッパの中へ、入っていく・・
 その中に於いても、節操なく、ヨーロッパ各地の、その
地場の神々と習合した。
 その地の、各地の神々を取り入れた。
 キリスト教は、『ある一つの教義』を貫いて来たのでは
ない。
 歴史と共に、また、地域の、その地域性に応じて、キリ
スト教は、他宗を、異教をあらゆる所で取り込んだ。
 イエスの母・マリアが『聖母信仰』として在るのが、こ
の影響を受けている・・1例・・。
 ローマ法王が、銃弾に撃たれ、危うく命を落としかけた
時、ローマ法王は言った・・、
 「助けてくれたのは、黒マリア様の御蔭だ」・・と。
 この黒いマリアも、ヨーロッパの地場の信仰から来てい
る。
 ローマ法王が、三位一体神の御蔭だと言わなかったとこ
ろが「どうなってるの?」と言いたいところ。
 そして、この事例の様に、強く、今、マリア信仰が根付
いている。四位一体神の話が出て来るのではないかと思わ
せるところ・・。
 この例の様に、キリスト教は、時の経過の中に、あらゆ
る他の宗教を、異教を取り込むんでいる。
 イエスの母・マリアに絡んで言うと、処女の教義も発端
は「ただ、単なる翻訳ミス」という。
 この話は有名だが、処女と訳すべきではなかったが、こ
の処女から・・色々な話、及び、キリスト教の教義が出来
てしまって、もう、元に戻れないということに・・なって
いる。キリスト教の本来と違ったところに住んでいる状態。
 「処女受胎」という、キリスト教本流にない話も、また、
新たに生まれる。
 そして、天使が、マリアの所に来るという話も出来上が
る。
 実は、この天使も、キリスト教は他宗から、異教から頂
戴した。
 天使は、もともとはキリスト教になかった。
 今は、この他宗から戴いた異教の天使も、『神に限りな
く近い天使』という天使が、キリスト教には生まれ、現れ
ている。
 そして、キリスト教は「尾びれ・はひれ」が広がって行
く。
 異教を忌み嫌うキリスト教は、節操無く、異教からその
グッズを取り込んでいる。
 その中には、何ら絶対性はなく、完全に必然性もない。
 そして、今、受胎告知教会が建てられ、その巨大な聖堂
の1階に、マリアが天使から「お告げを受けたという洞窟」
がある。
 しかし、洞窟? 洞窟ではないでしょうという方は、あ
る絵画を御存じだからでしょう。有名な・・、
 そう、その絵画で、マリアが受胎告知を受けているとこ
ろは、青空の下の、ベランダに居るマリアが、大天使から
受胎告知されているという・・図だからである。
 キリスト教には『1本の線が無い』・・だから(1本の
本流が無いから)この様な話が・・多くなっている。
 受胎告知されたという場所も様々・・、本当の事である
ならば、こんな事はないのだが・・、
 筋から言えば・・「ガリラヤ」とすべき・・、だが、
 マタイは、「ベツレヘム」・・とし、
 ルカは、「ナザレ」・・と言っている。
 嘘から真は出ない状況となっている。嘘だけの状況。
 キリスト教は・・すべてこの調子・・、
 そして、罪作りな事は・・、
 キリスト教は、この様な、あちこちが綻(ほころ)んで
いる状況に於いて・・、「無謬だ」・・と言う。
 キリスト教の神が嘘をつくわけない、偽(いつわ)りで
あるはずがないと・・、
 食い違いのオンパレードの前で、「強弁を言っている」。
 信徒の方たちは、自分の「理性」と、「キリスト教の虚
偽・虚飾」の狭間(はざま)で・・悩む。
 その信徒の方たちの中には、心の片隅で、この様なもの
なのか?・・と、処理できないで、悩みが深刻になってい
る方、可哀想な方も・・出る。
 その様な状況の中、今、マリアを神としようという動き
がある。
 キリスト教は、古代から、この性癖だが、現代でも、相
変わらずの・・状態となっている。
 そして、1神教を守りたいという話も出て・・、
 また、「名誉的な1神教」の話の展開になっていくのだ
ろう。
 実態は・・多神教だ。
 この様な変遷の中に・・
 本当に・・
 『皆様を幸せにしたいという心』が・・
 ・・存在しているのだろうか?
 (参考)う‐さ【憂さ】 気持ちが晴れないこと。思うに
   任せない、つらい気持ち。「―を晴らす」
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   (詳しくは、以下のブログへ)
URL:http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009 /
http://www.youtube.com/watch?v=qlnkudtpet4
http://www.youtube.com/watch?v=nKNQXEqBZsQ
http://www.youtube.com/watch?v=EE_KtK311aA