TPP、日本の農業は潰されるのか?(その4)

 題:TPP、日本の農業は潰されるのか?(その4)
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
.
 皆で話し合って改善していった。
 土地改良事業となった。
 皆が得するやり方が確立したかった。
 大きな田へ変えたことだけで『25%のコストダウン』が
図れた。
 堆肥を入れる伝統も受け継いだ。
 土が肥えてこそ、うまい米が出来るのだ・・と。
 化学肥料はダメとした。
 元農家の地元の主婦も、社員として参加してもらった。
 土地を守り、農業を守り、そこの人も守る。
 ただ貸すだけでなく、一緒に見守って貰いたいだった。
 農家の方の声も「安心して任せられる」の評価だった。
 働く女性も、「会社の形態なので、お金が確実にもらえ
るのが有難いです」だった。
 この方式が、今、全国に広がっている。
 国も、担い手の無い田を集積して行こうとなった。
 「人・農地プラン」。
 国からの補助金も出る。
 『農業政策がころころ変わるのが怖い』という声もあっ
た。
 『他から入った人が百姓するのはダメだ』の声もあった。
 TPPのこと。
 何しろ不明なTPPダ・・という声。
 どうなるのだ・・のこえ。
 反対するの声。
 減反見直しの方針が国から出た(減反に国はお金を出さ
ないと変えた)。
 「今、組合は、努力を続けている、がしかし、これでは
行き詰ることになる」の声が。
 『努力している人を困らせる国策』の声が。
 米価を下げる競争と、その努力なのだが、国は、そのと
ころを明確に示していない・・と。
 息子の将来を案じる父と、最近、農業のあとを継いだ息
子・・、この様な父子を、国は見捨てるのか?
 『中国への輸出』も検討し始めた。
 国内は飽和なので、外国へ向かおうとの考えだ。
 40年前からの高畠の有機農法
 農政が色々と変わって来たが、それらの荒波を何とか乗
り越えてきたが、今回のTPPは、完全に足を救われる様な
ものだの声。
 いままで、何とか乗り越えたが、今回は大き過ぎる・・
と。
 今まで、何とか、国の人たちの食糧を支え、供給して来
てくれた方々、そして、山形県高畠の人たちは、大きな壁・
TPPにぶつかっている。
 国は見放す形にしているが、これで良いのか? 
 国民の大切な、食の問題だ。
 アメリカは、農民に大きな補助金を与えて支えているの
に、日本は逆のことをしようとしている。(完)
.
 この記述は、NHKのEテレ『日本人は何を目指してき
たか?』の番組を参考にしています。
 放送を私なりにメモして書かせて戴いて居ります。
 尚、この番組は、2014・1・25、pm23:00〜am0:30に
放送されました。
.
 (参考)しっ‐こく【桎梏】 《「桎」は足かせ、「梏」は
   手かせの意》人の行動を厳しく制限して自由を束縛
   するもの。
 (参考)唐鍬:鍬の一種。長方形の鉄板の一端に刃をつ
   け、他の端に木の柄をはめたもの。開墾や根切りに
   使う。
 (参考)まさかり:木を切ったり、削ったりするための
   刃幅の広い斧(おの) 。
 (参考)減反政策:戦後〜1960年代について:戦後は農
   地改革により自作農が大量に発生し、食糧管理法
   食管法)によって米は政府が全量固定価格で買い上
   げること(政府米)となっていたため、農家は生活
   の安定が保証されたことから、意欲的に生産に取り
   組むようになった。また、肥料の投入や農業機械の
   導入などによる生産技術の向上から生産量が飛躍的
   に増加した。一方で、日本国民の食事の欧風化など
   に伴って、米の消費量は漸減したため、政府が過剰
   な在庫を抱えることとなった。一方で、他の農作物
   が自給率が100%に達しない状況が続いた。元々、
   買取価格よりも売渡価格が安い逆ザヤ制度であった
   ことに加え、過剰となった在庫米を家畜の飼料など
   に処分した結果、歳入が不足し赤字が拡大した。
 (参考)オイルショック、オイル・ショック(和製英語:
   oil + shock)は、1973年と1979年に始まった(ピ
   ークは1980年)、原油の供給逼迫および価格高騰と、
   それによる世界の経済混乱である。石油危機(せき
   ゆきき、英語: oil crisis)または石油ショックとも称
   される。世界同時不況(せかいどうじふきょう)と
   も呼ばれた。
 (参考)地力(ちりょく):その土地が作物を生育させ
   ることのできる能力。土地の生産力。
 (参考)いもち病(稲熱病)とは、イネに発生する主要
   な病気の1つ。単に「いもち」と呼ばれることも多い。
   欧米では、「イネの爆発(Blast of rice)」、「イネ
   の疫病(Rice blight)」などと呼ばれる。
   そもそも、「いもち」という名前が付けられている
   ことから推察できるように、古来から稲に発生する
   定型的な病気であり、最も恐れられてきた。いもち
   が広範囲に発生した圃場では十分な登熟が期待出来
   なくなり、大幅な減収と共に食味の低下を招く。
..
   (詳しくは、以下のブログへ)
URL:http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009 /