キリスト教のローマ法王が、『キリスト教は改革しなければならない』と表明した。

 題:キリスト教ローマ法王が、『キリスト教は改革し
   なければならない』と表明した。
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教ローマ法王が、キリスト教を改革しなけれ
ばならないと表明した。
 キリスト教の、今のローマ法王は、2013年に就任した。
 ローマ法王の名前はフランシスコ(詳細は、下記の参考
を参照下さい)。
 今、法王出身の中南米ですら、キリスト教離れが進行し
ている。
 法王は、それを意識している。
 (法王は、カトリック。南米、中米、そして、北米・メ
キシコなどでインディオスの殺戮をほしいままにしたイエ
ズス会所属)。
 そのキリスト教離れの背景の一端となっているのが、ス
キャンダル続きのバチカンであった。
 その為、法王は、そのバチカンを立て直さなければなら
ないと、まず、考えた。
 そして、それらの課題の中から、特に喫緊(きっきん)
の課題などについて、重要と考えている事柄について言葉
にした。
 その課題の遂行のため、バチカンや、カトリック世界の
体質や、文化や、意識の変容をはかろうと言っている。
 そしてまた、そこまでしなければならないと考えた。
 その第一は、教会の使命を、もう一度、根本から考え直
し、『再定義』をしたいと言った。
 それは、従来は、「聖職者を中心にし、考える主義」で
あったが、しかし、それを戒(いまし)めて・・、
 (1)、教会は、聖職者のためにあるという考えを改め
る。そして、当然のことであるが、信徒のためにあるとす
るという。
 その『信徒に尽(つく)してこそ』が、聖職者の本分で
ある・・と。この本来のことを、しっかり認識することと
する・・と。
 ②、そして、その本分とは、
 今までは、神に祈れば良いのだと、教会にこもって、た
だ、祈るだけであったというところを改め・・、
 教会から出て、貧困者や弱者に献身的に寄り添うように
しますと・・、改める・・という。
 これをして初めて、聖職者の本分が達成されるとした、
 また、そう認識した・・と。
 ③、だから、すなわち、今まで豊かな状況の中にあった
教会を変えますと、そして、改めます・・と。
 教会は、貧しくなければならないとします・・と、
 そして、貧しい人たちのためにあると認識します・・と。
 第二は、神を最上位に置き、そして、その下にキリスト
教聖職者を置いていて、
 信徒は、最下層に置いていたが・・そう考えていたが、
 そしてまた、神の下の聖職者の序列自体も、いやらしい
くらいの身分序列があり、また、上下関係があったが・・、
 その様な、『集権構造』から脱却します・・と、
 分権型構造へと転換をはかっていきます・・と、
 法王は、また、はっきり言う・・、
 法王庁を中心とする過剰な権力が集中する集権構造は改
めます・・と。
 そしてまた、各現場の実情を踏まえた、分権となる構造
にして行きます・・と。
 そして、これは、急務なんです・・と言う。
 法王は言う、法王は神の代理人と言われましたが、法王
法王庁の中央は、各地の現場は分からないので、素直に
分からないという認識を表明し、現場を中心にする主義に
します・・と。
 第三には、キリスト教の教義は、また、キリスト教のD
NAは、異教徒は殺せや、異端の抹殺・排除のキリスト教
でありましたが、
 これを、「(佛教の様な)包摂(ほうせつ)」の宗教へ
転換します・・と。
 そして、法王は、強調する、キリスト教会は、(古来か
らのものであり、現代の倫理や人々の観念にそぐわない教
義)、そのキリスト教の教義の番人にこだわって来ました
・・と、
 例えば、同性愛者や、離婚をしてしまった人々に対し、
冷たく『排除する』という行為をして来た。
 しかし、神の精神に背く行為だと認識し、万人にあまね
く向けられねばならないと、しなければならないと、表明
します・・と。
 無神論者も含め、従来の対応は誤(あやま)りであった
・・と。
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 (参考:読売新聞2014・1・20、(原文の記述者):
  上野景文氏:杏林大学客員教授、元駐バチカン大使。
 (参考)フランシスコ(羅: Franciscus、伊: Francesc
  o、西: Francisco、英: Francis、1936年12月17日 )
  は、第266代ローマ教皇(在位:2013年3月13日 )。
  就任は3月19日であり、この日にサン・ピエトロ広場
  に於いて就任ミサを執り行った。Wikipedia
 (参考)きっ‐きん【喫緊/吃緊】 [名・形動]差し迫
  って重要なこと。また、そのさま。緊要。「―の問題」
 (参考)ほう‐せつ【包摂】 [名](スル) 1 一定の範囲
   の中につつみ込むこと。「知識はその中に―されて
   いる」 2 論理学で、ある概念が、より一般的な概
   念につつみこまれること。特殊が普遍に従属する...
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