異端と見れば切り捨てる。

 題:異端と見れば切り捨てる。
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
.
 第二次世界大戦が終り、
 アジア諸国の独立は、アメリカの影響力の拡大がもたら
されると、アメリカは考えた。
 それによって、アメリカの市場が拡大するものと思って
いた。
 しかし、アメリカの思惑どおりには進まなかった。
 中国本土における、共産政権の樹立と、
 朝鮮戦争によってその希望的観測は破れた。
 アジアの独立して行く国が、共産化する可能性が出て来
た。
 アメリカの方針は、「共産化は阻止しながらも、独立は
促進する」という、新たな政策課題が生まれた。
 基本にあるのは、自国の利、
 それも、独立国がアメリカと同調し、市場として機能す
るという形だった。
 今、アメリカが、日本に駐留し、一方で、
 TPPの経済教義が話し合われているが、
 また、TPPは、実質、経済の規模から、アメリカと日
本の二国間の話し合いが主のものとの状態となっているが、
 TPPに、日本が「参加をしない」という選択肢もなけ
れば、(実態的にその様な形だったのだ)、
 参加しない日本という状態では、アメリカにはメリット
が生まれない、その様な形でTPPが終結する訳がない。
 アメリカは、より強く、日本の市場化を望んでいる。
 また、共産主義思想は、キリスト教をアヘンと言ってい
る。
 マルクスが言った宗教は、キリスト教のこと。
 この様な意味からも、共産主義と毅然と戦うという姿勢
があった。
 それ故、アメリカは、独立して行く国の指導者として、
その協力者の「モラル」や「政治的信条」などより、
 「何より、アメリカとの同盟を重視し続けてくれるか」、
・・を、重視した。
 有能でなくても良い、
 独裁者的であっても、実効的支配ができれば良いとした。
 アメリカの自利・自分の利が優先した。
 アメリカには、民主化大義があるが、錦の御旗である
・・、第一義ではない。
 何しろアメリカは、他国に介入し過ぎる。
 その紛糾の末に、核使用が・・その話が出て来る、
 地域紛争に、その巨大な破壊兵器が使用できるのか?
 その問題が浮かび上がった。
 増上慢である。
 核を持てる者が、自分だけを有利に導こうと、
 持つ者だけが、その様な事を考える。
 欲から発して、大過を招く結果に愚行する。
 パンドラの箱を開けるのか?
 キリスト教の聖書をいくら読んでも、悟りを開く話はな
い、
 また、境地をあげる話はない。
 陰惨な暴力の話が満ちているだけだ。
 また、アメリカは、市場原理を美しく讃美しているが、
実体は、精神的余裕をゼロにする市場原理に組み込まれ、
過労死コースの中を進む。弱者は、あくまで切り捨てられ
る。キリスト教も異端と見れば切り捨てる。