実際の首謀者は、庄屋や食いはぐれた浪人たちだと・・

 題:実際の首謀者は、庄屋や食いはぐれた浪人たちだと・・
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 『天草・島原の乱』とか、『天草・島原一揆』とかと言
われている事件は、
 地方行政官の、いわゆる、『悪代官の圧政』という話が
あるが・・、事実ではない。
 作られた話である。
 何ら、圧政とは関係が無い。
 これは、キリスト教の布教の行為と、取締側とのトラブ
ルから発生したこと。
 それも突発的に。
 当時の信頼できる資料に、島原藩松倉家の報告書がある
が、この報告書によれば、
 領地のキリシタンとなった農民たちが、
 キリスト教の布教のために領民を集めていた。
 その情報が入った取り締まり側の責任者が、「捕えよ」
の命令を出した。
 そして、捕えようと駆けつけ、領民を10数人を捕えた。
 その日は、それで、事は済んだが、
 翌日、
 百姓たちは、代官のすきを見て、殺害行為をしてしまっ
た。
 キリシタンとなった百姓たちは、
 一揆に加わらない、協力しない百姓たちを、仲間なのに
殺す行為をした。
 これも、キリスト教の根底に流れる、同じ教えではない、
また、同じ考えではない者たちを『異端』とし、
 「異教徒は殺せ」という教義が根底に流れる心で以って
思考し、行動した結果である。
 松倉家は、その様な行為もした、その領地へ、取り締ま
りに向かった。
 着くと、ある百姓が逃げて来て、告げた。
 有馬という地では、百姓たちが騒いで、鉄砲など武器を
集めている、だから、この人数では駄目だ・・と、
 武器をそろえなければ・・と、
 そして、有馬から島原にかけて、ありこちに火が付けら
れ、島原のすべてを焼く勢いだ・・と。
 駆け付けた家臣は、急遽、引き返し、この事を報告した。
 この様に、キリシタンの布教の行為と、取り締まり側と
のトラブルが発端なのである。
 また、これには、ある伏線がある。
 キリスト教宣教師の『洗脳行為』である。
 カリスマ性の指導者が居れば、大規模な一揆をおこすこ
とができる・・と、煽動し、言いふらし、
 宣教師は『ある予言的洗脳』をした。
 天草に、一人の善人が生まれるだろうと、
 その善人は、習いもしないのに字を知り、
 諸事を究(きわ)めている。
 そして、この善人は、山に白旗を立て、皆の頭にクルス
を立てるだろう・・と。
 そして、天草に四郎という者がいて、その少年が、この
通りの者で、天の使いに疑いない・・と。
 そして、また、その少年に、天から鳩が舞い降り、手の
ひらに卵を生み、四郎がその卵を割ってみると、中から経
文が出た・・と。
 島原の人々は、その話を素直に信じ、四郎を崇(あが)
めていた。
 この様な土台・素地から、天草・島原一揆が大事件とな
る伏線があった。
 イエス・キリストにも、洗礼を受けた時に、鳩が舞い降
りたという話が残されている。
 キリスト教宣教師は、あちこちで作り話・嘘を言い、煽
っていた。
 天草四郎の実在は、かなり疑わしいことだ。
 まず、出生が定かでない。
 語られている『ある一つの説』が、信じ込まされている
状態である。
 当然、出生地もはっきりせず、生涯も不明な点が多い。
 神格化され、イエスの物語の様に、奇蹟が色々とある。
 例えば、イエスがやった様に、盲目の少女に触れると視
力を取り戻したとか、
 イエスが、イエス出生地の湖のガラリア湖の水面を歩い
たと言われているが、
 四郎も、界面を歩いたと言われている。
 また、イエスが救世主と呼ばれるように、四郎も救世主
とされた。
 四郎の死後については、諸説が色々とあり、どうなった
かは定かではない。
 実際は、少年の四郎が、大規模な反乱を組織したり、指
導したりしたとは考えにくく、
 キリスト教プロパガンダ(嘘宣伝)と考えられ、
 実質的には、首謀者は庄屋や食いはぐれた浪人たちと言
われている。
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