イエスの時代、預言者と言われる人たちがいた。

題:イエスの時代、預言者と言われる人たちがいた。
...(真を求めて 皆様と共に幸せになりたい)
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 イエスの時代、預言者と言われる人たちがいっぱいいた。
 或る者は、官の身分の預言者だった。
 イエスは、「私の身分」の預言者だった。
 預言者は、「予言が当たらないと、民から総スカンを食
らった」。
 その様な、預言者・予言者が謹慎・自粛する例もあった。
 予言者は、民から喝采を浴びることが生活につながった。
 民へ媚(こ)びへつらう傾向があった。
 競争の激しい預言者たちであった。
 預言者は、その様な身分で、社会からの受け入れ方で、
民から尊敬されている訳でもなかった。
 イエスも、故郷に帰っている時に、イエスを知る故郷の
人から「預言者とは、旨いことをしているな」と言われて
いる。
 また、この時代、ほとんどの予言者が、処刑された。
 イエスも自分が、その様になることを予感していた。
 しかし、実際は十字架に付けられた訳だが、イエスは、
「石打の刑」になると思っていた。
 そして、予言者たちが処刑されて行くのを嘆いている。
 『エルサレムエルサレム預言者たちを殺し、自分に
遣わされた人々を石で打ち殺す者よ」(「マタイによる福
音書」23・37)(「ルカによる福音書』13・34)。
 イエスの「自己理解力の限界」が見える。
 イエスの、あまりにも人間的な面を伝えるところで、
「水の上を歩くイエス」とか、「死者を生き返らすイエス
」とかは、つくづく作り話だなと思わせ、感じさせる一説
の1つの事例である。
 また実際、タルムードには(「バビロニア・タルムード
」「サンへドリン」43a-b)の様に、「イエスが、石打ち
の刑にされた」と伝える記述もある。
 そして、キリスト教は、「非神話化」をしなければなら
ないとした人がいた。
 その人は言う、古代人ではない、もう、その手は効かな
いと。
 ブルトマンは、キリスト教福音書の中の『魅力に欠けた』
古い神話論的言語を取り除こうとした。
 「古代人たち」は、処女降誕にも、水の上を歩く様な超
自然的奇跡を行なう「神の人」にも、困難を感じなかった
が、
 いかにしたら、その様な『古代の泥沼』に、はまらない
でよいかを示す試みを、ブルトマンは、「非神話化」を通
して示そうとした。
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(参考)よげん‐しゃ【予言者】 :未来を推しはかって言
う者。
(参考)よげん‐しゃ【預言者】 1(神の言葉を) 預言する
力を与えられた者。
(参考)タルムード【(ヘブライ)Talmud】 《教訓の意》
ユダヤ教の宗教的典範。モーゼ律法および社会百般の事項
に対する口伝的解答を集大成したもの。本文ミシュナとそ
の注釈ゲマラの2部からなる。4世紀末ごろ編集されたパレ
スチナタルムードと6世紀...
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