イエスの弟子への「権威落とし行為」。

 題:イエスの弟子への「権威落とし行為」。
...(真を求めて 皆様と共に幸せになりたい)
.
 イエスと弟子たちは、一緒の行動をしているが、その行動は、
エスがイニシアティブをとり、弟子たちが従うという、ブッ
ダの様な行動パターンをイメージすると大間違いとなる。
 その様な状況とかけ離れた状態となっている。
 故に、旅に行った時に、気が合っていれば、楽しく、また、
嬉しいものですが、イエスたちの行動は、まったく、この逆。
 駆け引きと修羅の世界です。
 まず、弟子たちが、『イエスと対等の意識』にある事。
 キリスト教聖書には、「(弟子の)ペトロが、イエスを叱っ
た」という記述がある。その時、イエスは怒って、ペトロを「
サタン(悪魔)」と怒鳴りつけたという。
 この様な記述は、ここだけではない。
 例えば、「イエスは、静かな所には神が居る」と思うのか、
エスは静かな方へ行く。
 すると、弟子たちのリーダー格の「シモン(ペトロ)」が、
エスを呼びに行って、「みんなが探してますよ」とイエス
言い、弟子たちが、イエスの後に、常について、尊敬するイエ
スの一挙手一投足の行為を見守り・学ぼうという姿は『まった
く見られない』。常に従うという状況では、まったくない。
 あたかも「イエスさん、こっちこっち、みんなが探してます
よ」という感じである。
 また、だから、イエスは、弟子たちに自分の気持ちを説明し
なければならない状況に追い込まれる。
 イエスは言う「私は宣教の目的のために出て来たんだから」
と、わざわざ、誰でも知っている、当り前の大目的を言わざる
を得ない状況になっている。宣教目的の人たちにとって『低レ
ベルの状況』となっている。
 そして、イエスは言う「だから、近くの他の町や村に行こう
」と。イエスには完全にイニシアティブは無い。
 「行くよ」ではない。
 この時、弟子のシモンは、本当は、「一つの場所」に留まり
たかった。
 聖書に、このシモンの批判の気持ちが、間接的に書かれてい
る。「シモンのイエスに対する批判が込められている」と聖書
研究者の言葉もある。
 また、キリスト教聖書には、「イエスは宣教した」「宣教し
た」と書かれているが、肝心のイエスの宣教の言葉は、まった
くと言っていいほど書かれてない。
 少なくとも、「書くに価しない」とか、「特別書く必要はな
い」という状態なのだろう。
 『肝心な宣教』などしていないのではないか?得意な疑似「
心療内科モドキ」の行為だけなのではないか。宣教思想・哲学
の宗教的宣教の面は見られない状態。悪霊追い出しだけではな
いのか?
 ここは、「後の一番弟子のシモン・ペトロの権威を、イエス
が否定している」ところだと書く聖書研究者もいる。 
 .
(追記)・・そして、次の話・・・
 イエスは、「心を病んだ方たち」を病人と見る事が出来なか
った。
 やはり、古代に生きる人だった。
 古代人は、自分の認識を越える事ごとを,「『悪霊』のなせる
災(わざわい)い」と見た。
 知識が認識レベルを越えると、すぐ、「その様に見るのは、
現代と違うので、やむを得ない所でもある」が。
 イエスも、この例外では無かった。
 イエスは、この「心を病んだ方たち」の治療行為をした。
 現代の精神的な医師の治療行為の様な事をしたのだろう。
 科学的にも、ある程度のステータスのある人が、行為を行な
っただけでも、「ある程度の精神的治療効果はある」と認めら
れている。イエスの行為は、それに相当する行為だったのだろ
う。その点、イエスは、宗教的な特別な行為をしていた訳では
ない。
 会えて、キリスト教が、宗教的なことだとするなら、未開地
の「アニミズム」と同じ類いである。
 未開地のシャーマンが、気を病んだ方に種々の事を行ない、
癒(いや)し、治(なお)す行為と同じだ。
 キリスト教は、その様な宗教とも言える。
 キリスト教は、この類いの宗教であるが、この「悪霊」に、
人格を持たせ、いじくり回す。シャーマン世界の宗教とまった
く同じ。
 キリスト教は言う、「イエスは、悪霊にものを言う事を赦(
ゆる)さなかった」とか。
 「悪霊は、イエスを知っていたから、静かにしていた」とか
・・と。
 そして、キリスト教は、悪霊を信徒の『脅し』に使い、悪霊
にイエスを「神の聖者」と呼ばせ、悪霊を畏(おそ)れる信徒
に、イエスへの帰依を強いたり、思わせたりする。
 キリスト教は悪霊の人格を設定し、信徒にその対応を迫(せ
ま)る宗教。信徒は、その面でも「心を刷(す)り減らす」。
 ○○すると、悪霊が××するから・云々(うんぬん)の宗教。
 この様な宗教で人類が救済される訳がない。また、皆様が幸
せになれる訳がない。
    (詳しくは、以下のブログに)
URL: http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
URL: http://moppo28.blog.so-net.ne.jp