子供たたちの「リンカーンの伝記」は間違っています(その5)

題:子供たちの「リンカーンの伝記」は間違っています
       (その5)
[ 関連事項 ]
(5)・1970年に制定されたルイジアナ州の州法では、32分の
1以上の黒人の血が混じっている住民は黒人とみなされた。
 黒人詩人ラングストン・ヒューズの言葉:「アメリカ合衆国
では、黒人という言葉は、ともかく血管の中にいくらかでも黒
人の血が流れている者には誰にでも適用されるのだ」。
 黒人の血が一滴でも確認されれば、その人は「白人」ではな
くて、れっきとした「黒人」だという事である。
(6)・アメリカ合衆国では、白人との混血は「黒人の血の割
合がどんなに少なくても黒人として申告しなければならない」
となっていた。
 商務省国勢調査局が指示していた黒人に関する分類上の基準
となっていた。
 まったく非人道的な、差別の基準である。
 キリスト教の聖職者の言葉に「黒人は人間ではない」が残さ
れているが、1970年に制定されたルイジアナ州の州法では、32
分の1以上の黒人の血が混じっている住民は黒人とみなされ、
出生、結婚、死亡などの証明書に「黒人と明記されてしまう事」
になっている。
(7)・アメリカ・白人・キリスト教徒が行なった黒人奴隷を
用いるプランテーション経営は(バイブル・ベルトと呼ばれる
キリスト教が根強いアメリカ南部にプランテーション経営者が
多い)、経営者の下に白人の奴隷監督を置き、更にその下に黒
人奴隷の中から選ばれた黒人班長を置いた。
 そして、あらゆる手段を用いて少しでも多く奴隷を酷使する
ことを目指した。
 奴隷がその日にしなければならない1日の仕事の分量が前もっ
て指示された。
 それを完遂するまでその日の労働から解放されることはなか
った。
 何故、同じ人間が? アフリカから連れて来られ、キリスト
教聖書にも書かれ、キリスト教の神もする事と免罪符的意識の
下に人間が同じ人間を「人家畜」として当然の様な顔をして「
鞭と監視」で使い果たす。
 宗教から来る是認されるキリスト教において当然の行為の意
識ゆえに罪悪感は全くない。
 そのキリスト教の教義は、今なお存在する。聖書に記されて
いる。
 「夜明けから日没まで」力の限り働かなければ生かしてもら
えない人々がいた。