臨時ブログ:題*:中国による眼に見えぬ『静かな侵略』

  題*:中国による眼に見えぬ『静かな侵略』
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  中国による眼に見えぬ『静かな侵略』に世界が気付き、これへの対処
 に動き始めている。  
  しかし、日本は、これに気付いているが『見て見ぬ素振りをしている』。
  今、最大の被害国・オーストラリアは、政治、教育を含むあらゆる分
 野への中国の組織的な政治工作が行われ『中国による内政干渉被害国』
 となっている・・また、同時にプロパガンダ(情報操作・嘘宣伝工作)
 活動も行なわれている。
  日本には、中国の利益代表者の如くに動く政党までが存在し、また、
 地域的には北海道と沖縄が狙われ、重点的に工作がなされている。
  2016年、オーストラリアのクライブ・ハミルトン教授は、中国のこの
 動きを知り、本を書く決意をした・・その本が「サイレント・インベー
 ジョン(静かなる侵略)オーストラリアにおける中国の影響」である・・
  書評抜書きー1:
  中華人民共和国政府がオーストラリアにおける自国の諜報網と影響力
 を拡大するために行っている体系的な企てが詳述されている。
  著者は、中国の影響力増大が「オーストラリアの主権の侵食」を引き
 起こしていると指摘する。
  カナダにおける中国の影響について書かれたジョン・マンソープ (John
 Manthorpe) による2019年の著作『パンダの爪』にも類似性が見られる。
  書評抜書きー2:
  中国によるオーストラリアの政治、教育を含むあらゆる分野への組織
 的な内政干渉工作とプロパガンダ活動を実名告発し、オーストラリアへ
 の浸透を実名記載し、オーストラリアの対中姿勢を劇的に変えたと言わ
 れる。
  クライブ・ハミルトン氏の著書『サイレント・インベージョン』(英
 語のオリジナル版)は、オーストラリアばかりでなくアメリカを含め世
 界的なベストセラーになった・・このサイレント・インベージョンの日
 本語版『目に見えぬ侵略』(飛鳥新社)が5月29日に発売された。
  書評抜書きー3:
  中国から「西洋で最弱」と判断され、侵略されつつあるオーストラリ
 ア・・今、オーストラリアは侵略と奮闘中・・(日本はゴマすり最中)・・
  ニュージーランドは、侵略のほぼ完了された形・・ニュージーランド
 だけでなく、オーストラリアも中国政府と深く関係ある人物を帰化させ、
 国会議員にしてしまった。
  サイレント・インベージョンに気づきながらも、対抗しつつも、一筋
 縄には行かず、現在も、オーストラリアは奮闘中・・
  日々さまざまに侵略されている情報が出て来ても、侵略されていると
 分かっても、帰化した中国人(工作員)を国会議員にしてしまうように、
 国はすぐにすべて解決はできない状態になっている・・
  いくら警戒心が上がろうが、中国側も必死で籠絡(ろうらく、相手を
 上手に丸め込んで巧みにあやつること、また、相手を自分の思い通りに
 すること)して来る・・
  こういう静かなる侵略に、その危険性を知った人をたくさん作らない
 と日本への侵略は解決しない・・
  政治家や官僚の認識は甘く、結果、侵略を許しているのが現状・・中
 国からの侵略との戦いは、長くタフな戦いとなる・・
  最後は日本政府を動かさないと駄目だが、政府の認識が変わっても、
 そこから先も、長くタフな戦いとなる・・引き続き買収される議員は後
 (あと)を絶たず・・また、慰安婦問題の様に、事実でないことを韓国
 は飽きもせず、何度も何度も、もう何十年も日本を攻撃して来ている・・
 同様に、中国も侵略を諦めない・・
 ☆著者のハミルトン教授の声・・(ハミルトン教授インタビュー)
  https://www.youtube.com/watch?v=AqnQNZuBawA
  2016年、私は、中国の脅威に気付き、本を書くことを決意しました。
  中国共産党が、中国人移民を通じてオーストラリア政府に対しあちこ
 ちから政治工作・内政干渉しているという怖(おそ)ろしいことを知り
 ました。
  私は、専門外であったがそれが大変怖ろしいことだと分かり、専門家
 らから話を聞いたりし、さらに、大変気がかりな情報も知った。
  この様な問題について本を書いている人が居るかと問うと、誰も居な
 いと言う・・そして、ぜひ書いてくれと言われました。
  2017年に本を書きましたが、調査をすればするほどその規模は大きく
 根深く恐ろしい状況であることを知りました。
  中国共産党の政治工作・内政干渉の影響力の凄(すご)さにびっくり
 しました・・あっけにとられるぐらいの酷(ひど)さでした・・それら
 を本に記載しました。
  背景に、オーストラリア国内に出来た中国人コミュニティ・・そのコ
 ミュニティ内に高まった「中国コミュニティにおける中国共産党の影響
 力」でした・・(中国はこの中国人コミュニティを操作していた)(移
 民の中国人がつくるオーストラリア国内の中国コミュニティでは中国共
 産党の影響力は絶対だった・・日本もこうなる、すでに札幌のススキノ
 は日本の警察官が立ち入れない状況・・小樽・夕張・釧路・苫小牧など
 も・・)
  その様な状況について、オーストラリア国内で議論が高まりました。
  また、オーストラリアのエリートがターゲットとなって篭絡(ろうら
 く、言葉巧みにあやつられること)された。
  また、中国共産党は、オーストラリアの政府関係者やビジネスマン、
 そして、大学のエリートなどを囲い込んで行った(高い金でリクルート
 したりした)・・その結果、広範な様々な機関に中国は非常に大きな影
 響力を持つに至った・・この様な状況から『オーストラリア国民の安全』
 が懸念されるようになった・・この問題についてオーストラリアのメデ
 ィアも記事を書くようになった(日本の様に、オーストラリアのメディ
 アは中国にあやつられている状況にはないのか?)・・
  この様な大問題があるとは、本を書くと決めた時はまったく知らなか
 った・・本は2018年2月に出版されました。
  本の出版がベスト・タイミングと重なった。
  当初、その問題の背景やフレームワーク(枠組み、全体像)が分から
 ない状況だった・・また、中国共産党の活動状況が不明だった・・
  そして、オーストラリアが中国共産党の工作活動の最前線に立ってい
 るという事がわかりました・・
  日本や台湾の方が凄いという人がいるかもしれません・・
  ヨーロッパの人たちには、オーストラリアが中国の工作活動の最大の
 被害者だなんて想像もできないでしょう・・
  その様な事情もあって、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、特に、ドイ
 ツでは劇的に関心が高まった・・そして、オーストラリアの経験を学び
 たいという状況になっている・・
  本の出版後の2年間・・オーストラリア国内に於ける中国共産党の影響
 力について議論がなされました・・そして、今、一般の人々だけではな
 くエリート層の人々も『オーストラリアの独立を傷つけ』『民主主義の
 価値を腐敗させる』と中国共産党の危険を「より認識されるようになっ
 た」・・そして、オーストラリア政府が立ち上がり、政府はこの危険か
 ら国を守ろうと様々な政策を実施し始めている・・新しい法律もいくつ
 か可決されている。
  それらの中国の活動は『犯罪である』と認識されている・・内政に干
 渉する工作も当然排除されねばならない・・
  オーストラリア政府の内政干渉の定義は・・『外国勢力、または、外
 国勢力を代表する人物のために行われる秘密工作で、外国政府の政策決
 定に影響を与え、民主主義的権利への干渉を目的とするもの』・・この
 中に本で説明した内容が多く含まれています。
  これから、この新しい法律が効果を発揮するかは未知数です・・
  私たちは、「外国エージェント登録法」の様な法律を導入し、外国、
 特に、中国の組織や投資家らによる通常のビジネスではなく、国家戦略
 に基づく行為から、オーストラリアの配電網、特に、通信回線などを守
 るためにその措置をとっている。
  (注)エージェント:(中国の)国家の秘密業務で働く者。スパイ。
     代理人。仲介業者。
  オーストラリアの独立と民主的権利が脅かされていることの認識は高
 まりました・・しかし、まだまだやらねばならない事はあります・・
  オーストラリアのパースやメルボルンなど、シドニー以外の都市部を
 訪れると、まだまだこの様な危機の情報は広まっていないと感じる・・
 この様な広報活動をこれからもして行くことが大切です。
  しかし、中国共産党は、オーストラリアでの活動を「一層、強化して
 いる」。
  私たちは、中国共産党から自分たちを守るために懸命に戦う必要があ
 る。
  日本でも、この件についての関心が高いのか、本の発売直後、日本の
 アマゾンでのベストセラーになっていたことにはびっくりしました。
  この様な日本の状況は、私にとっても大きな強いメッセージとなりま
 した。
  このことに問題意識を持っている日本人が自問しているという事に驚
 きました・・オーストラリア側も多くを日本から学ばねばなりません・・
 たくさんのことがあります。
  日本国内でも長期にわたって中国共産党は活発に活動してきています・・
 日本の企業や機関は深く侵蝕されてしまっている・・
  日本や韓国などのアジア諸国、そして、オーストラリア、インドネシ
 アなどの国々は、中国共産党の破壊工作から民主主義を守るために「共
 に行動する必要がある」・・それは民主主義の敵だから・・民主主義が
 破壊されてしまうから・・私たちは、日本やオーストラリアの様な民主
 主義国家の影響力を強めて行くため、民主主義的権利を行使して行くべ
 きです。
  そして、中国共産党は、民主主義を使って民主主義を弱体化させると
 いう事に私たちは気付く必要がある・・例えば、中国共産党からの工作
 活動に対抗する『統一戦線を結成』し、私たちの民主主義を守らなけれ
 ばなりません。
..
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