原爆投下・トルーマン声明

 題:原爆投下・トルーマン声明
...(悲惨な戦争をなくせないのでしょうか)
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 1945年8月6日に出された「原爆投下・トルーマン声明」
 (抜粋):16時間前、米国航空機1機が日本陸軍の重要
基地である広島に爆弾1発を投下した。その爆弾は、TNT
火薬2万トン以上の威力をもつものであった。それは、戦争
史上これまでに使用された爆弾の中でもっとも大型である。
 ・・日本は、パールハーバーにおいて空から戦争を開始
した。彼らは、何倍もの報復をこうむった。
 ・・それは原子爆弾である。・・極東に戦争をもたらし
た者たちに対して放たれたのである。・・今や我々は、
・・これまでにもまして迅速かつ徹底的に壊滅させる体制
を整(ととの)えている。
 ・・7月26日に最後通告がポツダムで出されたのは、全
面的破壊から日本国民を救うためであった。彼らの指導者
は、立ちどころにその通告を拒否した。もし彼らが今われ
われの条件を受け容(い)れなければ、空から破滅の弾雨
が降り注ぐものと覚悟すべきであり、それは、この地上で
かつて経験したことのないものとなろう。・・
(私記)アメリカのトルーマン大統領の上記の言葉の虚言
 1、「日本陸軍の重要基地である広島に原爆を投下した」
と言っているが、これは、アメリカ国民の方々を欺(あざ
む)く言い方です。
 原爆は、広島市上空に来たということで「一般市民」の
方々の生活している上に、一般市民の多くの方々が、「明
白に犠牲になることが分かっている状況なのに」投下した。
 トルーマン大統領は、その点を隠して、ひたすら日本陸
軍の重要基地の攻撃だと、アメリカ国民の方々を欺いてい
る。
 2、「日本は、パールハーバーにおいて空から戦争を開
始した」と言うことも、アメリカ国民の方々を欺いている。
 アメリカは、本ブログにも色々と書いた様に、日本のパ
ールハーバー以前に、日本への攻撃を色々と行っています。
 それを、「鯨だった」とか、「ボランティアだった(公
式の軍としての攻撃ではなかった)」とか、
 「報告は受けていたが、見ていなかった(見てないのは
あなたの責任でしょ?)」とか・・と、言い訳をしていま
すが、そして、作られた『日本の奇襲』という言葉でアメ
リカ国民の方々の意識を繰(く)っていますが、この声明
も同様な嘘で繕(つくろ)っています。
 3、「彼らは何倍の報復をこうむった」と言っています
が、「報復をしてやったのだ」という言い方は、クエス
ョンです。「報復だから正義の行動なのだ」は、本当にク
エスチョンです。
 正義でも何でもありません。
 完全なキリスト教の「同罪報復」の思想です、いや、そ
キリスト教のこの『悪の教義』以上の報復をしてやった
のだの考え方です。
 報復なので、報復行動なのでキリスト教が言う様に正義
の行動なのだの言い方は間違っています。
 「何らこちらには落ち度はないのだ」の言い方は卑怯の
言葉に尽(つ)きます。
 4、「極東に戦争をもたらした者たちに対して放たれた」
と言っていますが・・、
 アメリカは、ロッキー山脈を越えて西への開拓と称して、
 先住民のアメリカ・インディアンの方々を殺戮しながら、
 西へ西へと、先住民の方々の土地を奪い、カリフォルニ
アの地で太平洋に出ると、その海をまた西へ西へと島々を
奪い自国領とし、フィリッピンを領有し、中国へ乗り出し
て・・、
 ここで日本との接触が始まった。
 結局、極東で戦争をもたらしたものたちは日本ですか?
と問いたい。
 中国で利権をあさり、武器を供給し、自国へ利益をもた
らそうと画策したアメリカではないですか?
 アメリカは無実ではありません。
 5、「7月26日に最後通告がポツダムで出されたのは、
全面的破壊から日本国民を救うためであった。彼らの指導
者は、立ちどころにその通告を拒否した」と言っています
が、本当に直ちに拒否しているのですか?
 作り話ではありませんか?
 アメリカには、日本に原爆を投下してその効果を試した
いという意志(下記の参考を参照)があったことが、はっ
きりしています。
 だから、わずかな10日の猶予のうちに、広島へ原爆投下
をした事になったのではないですか?大惨事になることを
知っていて・・。
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(参考):1944年9月、アメリカは、パリのドイツ軍が降
 伏すると、すぐに、原爆は、米英で独占して開発しよう
 とした。そして、日本に対して使用することを検討しよ
 うとした。日本への使用目的の一つは、この戦争の終結
 が見えた今、次の対抗勢力となるであろうソ連の存在が
 見えていたからで、日本で使用し、その威力をソ連に示
 し、有利な状況に居たいとの意図があった。日本の殺戮
 される方々への思いやりの「かけらもなかった」。黄色
 人種への蔑視、および、軽視の心だった。サルトルも言
 っている。
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 (詳しくは、以下のブログへ)
  http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009