周囲の状況から得ただけのもの・・、

 題:周囲の状況から得ただけのもの・・、
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 キリスト教の「バベルの党」の話。
 この話も、キリスト教のオリジナルの話では無い。
 借りものである。
 この地方にあった話を、ユダヤ的に改変させたもの。
 そして、昔、バビロニア地方に「ジグラット」と呼ばれ
る大きな塔がいくつも建っていた。
 東の地・インドのストゥーパ(塔)の影響を受けたもの
と考えられる。
 この地方で、古代都市国家を作ったシュメール人が、山
地の民だったから、その習慣から神を拝む「高い所」が作
られたとも言われている。
 いずれにしろ、この辺りの民族は生きるために頻繁(ひ
んぱん)に行き来していた。
 平和的な移動のみでも無かったであろう。
 (イスラム教は、インドを通って、遠く東南アジアまで
伝搬している)。
 キリスト教が言う「一神教の壁」などという話しは無い。
 何しろ、この時代、この辺りは、皆、多神教であった。
 キリスト教の「嘘の一神教の壁」という論理は成立しな
いし、まったく無い。
 よくこの様なプロパガンダ(嘘宣伝)をするものと思う。
 シュメール人も、この「ジグラット・高塔」を作った。
 英国人探検家のウーリーによって掘り出された大ジグラ
ットは、紀元前2000年頃のものだという。
 ピラミッド型で、7層になっており、7色に着色されてい
る。
 そして、各層ごとに、別な神が祀られる多神教だと言う。
 これ等のことが、聖書の話「バベルの塔」に反映してい
る。
 紀元前600年頃の、ネブカデネザル2世の碑文によれば、
塔の高さは98メートル、地階の広さ91平方メートル(10
メートル角ぐらい)だったという。
 この様な事から、「バベルの塔」の話は出来た。
 このシュメール人が、元は山地に住んで居た民族ゆえに
出来た「高所に神を拝む所を作るという習慣」が、西へ伝
わり、カナンのキリスト教聖書の舞台の地・パレスチナ
地でも、この様な行為が行われるようになっていく。
 カナンの人々の土着宗教の神聖な場所が「高き所(パー
マー)」と呼ばれ、旧約聖書にも、何度となく出て来る。
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 (参考)シュメール(アッカド語: Šumeru; シュメール
語: 𒆠𒂗𒂠[1] - ki-en-ĝir15)は、メソポタミア(現在の
イラククウェート)南部を占めるバビロニアの南半分の
地域、またはそこに興った最古である都市文明。初期のメ
ソポタミア文明とされ、チグリス川とユーフラテス川の間
に栄えた。シュメールの言語、文化、また、おそらくは外
見も周囲のセム系の民族とは異なっていた。しかしシュメ
ールの男子像を見る限り、大きく彫りの深い目、高い鼻、
巻き毛で髭が多いなどセム系と変わりないような容貌した
像もあり、民族系統は未だ謎である。シュメール人は広範
に征服民か移住民であると信じられている。しかしそのよ
うな移住がいつ行われたのか、またシュメール人の地理的
な起源がどこなのかを正確に決定することは難しい。
                 (wikipediaより)
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