終戦間近の最末期・・・はっきり見えた・・・そして、戦争は、そこまで破壊していたのか

題 : 終戦間近の最末期・・・はっきり見えた
     そして、戦争は、そこまで破壊していたのか

 悲しいことでしたが、
 終戦間近の
 最末期の姿が、
 はっきり見えた気になりました。

 第二次世界大戦の戦争末期、
 旗艦まで軍艦として戦うため、
 旗艦に乗っていた海軍司令部は陸(おか)にあがった。

 それが、
 日吉の慶応義塾大学の敷地内の地下に、
 陸に上がった海軍司令部がある。

 ここを見て、
 ここまでして戦う意味があったのかと、
 まず、思った。

 毎日、
 何万という膨大な大切な命を失って、
 日本の方々が各地で亡くなっていく・・・
 死んでいる時に、
 決断できない最高のトップが居た
 慶応に行って思った、見えた。

 当時の、
 この戦争の責任者、
 指揮官方の・・・トップの最上位の人たちは、

 ただ流されるように、

 右往左往していた姿が

 見て取れた。

 勝つ見込みは無いことを
 遠の昔に十分わかっているのに、
 そして、
 いま、

 その手が打てない状況の中で、
 この穴倉の中で
 何をしていたのか?

 自分に死がおよぶことを恐れていたのか・・・?

 その感がする。

 自分の死に
 恐れをなしていた姿が
 見れたような気がした。
 悲しい、本当に悲しいことだが・・・。

 停戦のボタンが
 押せないでいたトップたちが、
 ここへ行って、
 はっきり見えた。

 (参考)き‐かん【旗艦】 1 艦隊の司令長官・司
     令官が乗って指揮をとる軍艦。マストに
     その司令官の階級に応じた旗を掲げる。
     2 (自社製品中の)最高級品。また、系
     列店中の主力店。本店。フラグシップ

 終戦の詔を聞いて、
 最高戦争責任者の中に、
 腹に銃を発射し、
 自殺を図った人がいた。

 腹であったため死ねなかった。

 A級戦犯となり「死刑」となった。

 腹に撃っては死ねない。
 知っているはずなのに。

 この地下司令部の壕は、
 慶応大学の隣の民間人の地へも伸びていた。
 緊急極秘につくられたが、
 この壕は、
 アメリカ軍に攻撃され、
 不幸なことに、
 この隣の民間人の方が
 亡くなられている。
 送受信アンテナも、
 離れて設けたりしていたが、
 アメリカ軍には、
 はっきり分かっていたようだ。

 誰が止める「 断 」をするかが
 まったくうやむやだったとの事

 その様な状況の中に「ふわふわ」とあったような・・・
 意志を出せない中で、
 時間だけが過ぎる組織だったようだ

 戦争は
      「 そこまで破壊して居た 」のか