世界の若者から 見捨てられる 日本

 題 : 世界の若者から見捨てられる日本。
     日本を目指さなくなっている世界の若者?

 人手不足に悩む介護の現場。

 介護福祉士の不足に悩む政府は、
 助けをインドネシア・フィリピンに求めた。

 インドネシアは、
 幸い第二次世界大戦による「対日感情は悪化せず」、親日の国であった。
 インドネシアを独立に導いたスカルノは、
 宗主国のオランダ軍との戦闘において、
 日本の残した武器と残存日本軍将校の助けにより独立を達成できた。
 この様な事もあって、
 親日の国となったインドネシア
 このインドネシアの方々の心は大切にしなければばならない。

 これらのこともあって、
 日系企業は、幸い、インドネシアで発展している。
 そのインドネシアの心もあって、
 介護士不足の日本に若い方達が大勢駆けつけてくれた。

 しかし、
 日本経済新聞によると、
 2011年の看護師試験の『日本語のテスト』で外国人の合格率が僅か4%であったという。
 96%のほとんどの外国人を『不合格にした』との事。
 (因みに日本人は9割超が合格)。
 この格差を『杓子定規に判定した』との事。
 「合格して妻を呼び寄せ、日本で働きたい」と新聞記者に語った若者は、
 果たして合格したのでしょうか?
 不明なのですが、
 「確率的には不合格の確率が高い」という結果を、
 『日本の判定者は出した』ということです。

 不合格で
 『夢破れて帰国する方が多い』という。
 これはどう見ても『おかしい』のではないでしょうか。
 外国人と『承知で呼んで』、
 日本人と同じ土俵の上で
 「当然、日本人だけが有利な日本語」というジャンルでテストをし、
 当然、
 外国の方に、不利な結果が出る。
 そこを、杓子定規に判定する。
 4%は異常過ぎる低率。
 日本人の90%超との『格差は異常』過ぎる。
 この数十倍もの落差は矯正・修正して判定すべきが『常識』です。
 出題問題に問題があるとも言える。
 漢字書き取りテスト的との批判も聞くが、
 この日本語だけで落ちた優秀な外国の若者たちも帰国しているのは『正さねばならない』。
 優秀な外国の若者はどんどん日本に来てもらうのが『本筋』だ。
 若い時、日本に来て勉学をしたなどで、親日の外国政治家になり、日本が助けられたという例が多い。
 それでなくても、
 今、
 中国の若者はアメリカを目指し、
 日本は眼中にない状況となってきている。
 この様な見捨てられる日本にならないよう、
 外国の優秀な若者を大切にしたい。
 語学の問題は、一時的な問題なのだ。
 優秀な方は全てが基本的に優秀なのだ。
 その様な視点でなければ日本は活性化せず、復興もままならないだろう。

 (参考)そうしゅ‐こく【宗主国】 従属国に対して宗主権をもつ国家。
 (参考)そうしゅ‐けん【宗主権】 他国の内政・外交などを支配・管理する権能。植民地などが独立する過程で、本国がその植民地に対してもつ例が多い。
 (参考)スカルノ(Sukarno、旧正書法ではSoekarno、1901年6月6日 - 1970年6月21日)は、インドネシアの植民地時代(オランダ領東インド時代)から民族主義運動、独立運動において大きな足跡を残した政治家である。Sukarnoでフルネーム。独立宣言後、同国の初代大統領となり、雄弁な演説とカリスマ性によって、大衆の民族意識を鼓舞した。1965年の「9月30日事件」によって失脚した後は不遇の晩年を送ったが、いまなお国民には「ブン・カルノ」(カルノ兄さん)と呼ばれ、国父として敬意をもって愛され続けており、現在も10万ルピア紙幣に肖像が描かれている。